![]() | 恐るべき子供たち (2001/07/27) ニコール・ステファーヌ 商品詳細を見る |
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
原作:ジャン・コクトー
脚本:ジャン・コクトー
ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:ポール・ボノー
出演:ニコール・ステファーヌ
エドアール・デルミ
ルネ・コジマ
ジャック・ベルナール
母親を亡くした姉弟のエリザベートとポールは 強い絆で結ばれていた。
やがて富豪と結婚したエリザベートだったが 夫が急死したため 残された豪邸で弟、弟の友人のジェラール、エリザベートのモデル仲間のアガートと4人で共同生活を始める。
ポールは 昔憧れていたダルジュロスという少年に瓜二つのアガートに恋し、アガートも同じ気持ちでポールを見ていた。
そしてジェラールはエリザベートに恋をしている。
しかしエリザベートの気持ちは複雑だった・・・ その中で悲劇は起きた。
ジャン・コクトーの小説を コクトーが監督した「オルフェ」にも出演していた「海の沈黙」のジャン=ピエール・メルヴィルが監督した作品。
コクトーの描く子供の世界は やはりタダモノではありませんでした。
一連のコクトー作品の中で 一押しの作品です!
![]() | 双頭の鷲 エドウィジュ・フィエール、ジャン・マレー 他 (2006/12/14) ファーストトレーディング この商品の詳細を見る |
監督:ジャン・コクトー
製作:アレクサンドル・ムヌーシュキン
原作:ジャン・コクトー
脚本:ジャン・コクトー
撮影:クリスチャン・マトラ
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:エドウィジュ・フィエール
ジャン・マレー
ジャック・ヴァレーヌ
シルヴィア・モンフォール
ジャン・ドビュクール
イヴォンヌ・ド・ブレー
新婚旅行の日に 愛する夫である国王を暗殺されてしまった悲劇の女王エリザベート。
その後10年に渡り、民衆の前に出ることは無かったが 国民の支持を得ていた。
それをこころよく思わない大公伯爵夫人などの一派により 命を狙われるエリザベート。
ある嵐の夜、その一派に女王の暗殺をそそのかされた無政府主義者のスタニスラスが 王女の部屋に忍び込んだ。
手負いの彼を介抱しながら 女王エリザベートは亡き夫の国王に瓜二つのスタニラスに驚く!
その後、スタニスラスに読書係の任を与えた女王と彼の間に 複雑な感情の絡み合いが錯綜する中で 瀬戸際の愛情が生まれていく・・・
ジャン・マレー vs エドヴィジュ・フィエールの美の競演!
う〜〜ん、その毅然とした顎の角度? その背筋の伸び方? そしてアルトの響きで気品を損なわない圧倒的な威圧感を持つセリフ廻し・・・ 文句なしのフィエールの勝ちっ!
如何にコクトー監督がジャン・マレーの美を意識した演出をしていたとしても フィエールの威厳をはなつ美が素晴らしく、更に奥行きのあるものだと知らされる作品。
過酷な運命の女王エリザベート(フィエール)、自らの人生の終焉の決断まで あくまでも気高くあろうとする姿には 凛とした潔さを観る事が出来ます。
フィエールだからこそのエリザベート、この作品の華です!

監督:ジャン・コクトー
原作:ジャン・コクトー
脚本:ジャン・コクトー
撮影:ミシェル・ケルベ
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:ジャン・マレー
イヴォンヌ・ド・ブレー
ジョゼット・デイ
ガブリエル・ドルジア
マルセル・アンドレ
イヴォンヌは 息子ミシェル(ジャン・マレー)に自分の事を「ソフィー」と呼ばせるほど息子を溺愛していた。
そんな彼女は 夫ジョルジュと姉のレオと息子と4人で暮らしていたが 最近は体調も優れず、家事万端姉のレオに任せたまま 鬱々と暮らしている。
ある日、ミシェルが外泊をしたことにより 恋人が居ることが発覚した。
ショックを受けるイヴォンヌを見て ミシェルは父ジョルジュに相談する。
しかし 何とその恋人はジョルジュの愛人マドレーヌであったことから 思わぬ大騒動になる。
男女の三角関係を複雑に かつブッラクに練り上げた悲喜劇で、フランス映画らしいえぐ味も程好く 面白い作品です。
身内の情の輪の中にあって それぞれの毒々しい本音がチラチラ見えるところが実に愉快です。
この毒気があって洒脱な脚本は もちろんコクトー監督自らのもので 今なら「まぼろし」や「焼け石に水」のフランソワ・オゾン監督作品を連想させるものでした。
![]() | オルフェ ジャン・マレー、マリア・カザレス 他 (2002/09/25) アイ・ヴィ・シー この商品の詳細を見る |
監督:ジャン・コクトー
原作:ジャン・コクトー
脚本:ジャン・コクトー
撮影:ニコラ・エイエ
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:ジャン・マレー
マリア・カザレス
フランソワ・ペリエ
エドアール・デルミ
ジュリエット・グレコ
マリー・デア
ジャン=ピエール・メルヴィル
ロジェ・ブラン
詩人たちが集まるカフェ、そこで詩人オルフェ(ジャン・マレー)は新進気鋭の詩人セジェストの交通事故を目の当りにする。
するとセジェストの連れだった美しい女性に強引に車に誘われ セジェストを病院に運ぶ手伝いを強いられる。
しかし車の行き先は病院ではなく 町外れの古い屋敷だった。
そこで死んだはずのセジェストは 実は冥界からの死神だった彼女の手により生き返り、そして二人は鏡の中に消えていった。
その日から死神に魅せられてしまったオルフェは妻を顧みない。
その事に傷ついた妻のユリディスもオートバイに撥ねられて死んでしまった。
ショックを受けたオルフェは 妻を求めて冥界に旅立つ・・・。
このジャン・コクトー監督作品も モノクロ映画の醸し出す光の陰影に満ち溢れた幻想的な世界を十二分に味わえる作品だった。
現実の世界と冥界との境である鏡を通した摩訶不思議な交差が 如何にもコクトー監督らしい詩的なお伽話風で興味深い。
コクトー監督&ジャン・マレーが紡ぎ出す映像世界には 魅惑的な官能の世界に生まれた痛烈な悲劇が まるで自らが浄化作用を持っているかのように作品全体を崇高で詩的な幻想世界に導いていく。
これが詩人で劇作家らしいコクトー監督の素晴らしいマジックなのです。
![]() | 美女と野獣 ジャン・マレー、ジョゼット・デイ 他 (2002/09/25) アイ・ヴィ・シー この商品の詳細を見る |
監督:ジャン・コクトー
原作:ルプラン・ド・ボーモン
脚本:ジャン・コクトー
撮影:アンリ・アルカン
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:ジャン・マレー
ジョゼット・デイ
マルセル・アンドレ
ミシェル・オークレール
ミラ・パレリ
ある日 年老いた商人は道に迷い 古い洋館に迷い込んでしまった。
優しい末娘への手土産にと 一輪のバラを手折ると、その館の恐ろしい野獣に「命が惜しければ娘を連れて来い」と脅された。
父親想いの末娘ベルは 野獣の住む館に自ら出向いた。
野獣の求婚を断るベルだったが 次第に野獣の優しさに触れ 心打ち解けた始めていた。
父親の容態が悪化し 野獣の許しを得て父の元に帰宅したベルを見て 欲深い兄姉たちは館に忍び込むが・・・。
有名なストーリーはとにもかくにも モノトーンの画面が生み出したお伽の世界は コクトー監督らしい重厚さと瑞々しさに溢れた世界で 今の鑑賞でも少しも古さを感じさせません。
![]() | 悲恋 ジャン・マレー (2003/02/25) アイ・ヴィ・シー この商品の詳細を見る |
監督:ジャン・ドラノワ
脚本:ジャン・コクトー
撮影:ロジェ・ユベール
音楽:ジョルジュ・オーリック
出演:ジャン・マレー
ジャン・ミュラー
マドレーヌ・ソローニュ
ピエラル
ローラン・トゥータン
イヴォンヌ・ド・ブレー
ジャヌ・マルカン
こちらはジャン・コクトーが脚本を担当した作品です。
数あるジャン・コクトー監督脚本&ジャン・マレー主演作品の中でも 私が最もジャン・マレーが美しいと感じる作品です。
『オルフェ』や『美女と野獣』『双頭の鷲』などのジャン・コクトーの名作の中にあっては 少し地味な作品かもしれないけれど それにしたって こんなに美しい男、まるでギリシャ彫刻に出てくるような完璧な男そのもののジャン・マレーを観られるだけでも この作品には大いなる価値があるのです!




