![]() | トニ セリア・モンタルバン、ジェニー・エリヤ 他 (2000/08/25) パイオニアLDC この商品の詳細を見る |
監督:ジャン・ルノワール
原作:ジャック・ルベール
脚本:ジャン・ルノワール
撮影:ロード・ルノワール
音楽:ポール・ボッツィ
出演:シャルル・ブラヴェット
セリア・モンタルヴァン
マックス・ダルバン
ジェニー・エリア
アンドレ
ポール・ボッツィ
エドゥアール・デルモン
マルセイユに汽車が着く。
今年もまた この南フランスの田舎町に出稼ぎの人々がたくさんやって来た。
イタリア人のトニの下宿先にはマリーという娘が居て 彼女はトニに夢中だった。
トニはそれを知りながらも 友人のブドウ園主の娘ジョゼファに恋をしていた。
ジョゼファは気まぐれで トニの心を苦しめる。
ある日、ジョゼファに求婚しようと決意したトニは 目の前で、トニが働く採石現場の監督アルベールに抱かれるジョゼファを見てしまった。
そしてジョゼファとアルベールは結婚し、トニもジョゼファを愛しながらマリーとかりそめの結婚をしてしまった。
しかし2年が過ぎても トニはジョゼファを忘れられず、マリーを苦しめ彼女を自殺未遂に追いやってしまう。
一方ジョゼファも 横暴なアルベールに嫌気がさして ついにアルベールを殺してしまった。
ジョゼファを庇い、その罪を被ったトニは 警官に追われ鉄橋を走り抜ける。
しかし行く手には ライフル銃を構えた男が彼を待っていた・・・。
ルノワールの作品に出会う度に 心が豊かに満たされるような感動を味わうことが出来ます。
どこに こうも感動してしまうのだろうかと言うと・・・。
例えばドラマがシリアスな展開であっても あるいは陽気な恋愛協奏曲であっても そこに描かれている人々には大らかさと温もりがあることがまず基本。
さらに 所詮人間は皆同じ、立場は違ってもどこかで心通ずる何かがあるはず。
そしてそれは国境も越えて 世界中の人々に通じるルノワール自身の人間観の表れなんだろうと推測します。

恋多き女 Amazon
監督:ジャン・ルノワール
脚本:ジャン・ルノワール
ジャン・セルジュ
撮影:クロード・ルノワール
音楽:ジョセフ・コズマ
出演:イングリッド・バーグマン
ジャン・マレー
メル・ファーラー
マガリ・ノエル
ジュリエット・グレコ
ジャン=クロード・ブリアリ
叔母と一緒にパリに亡命してきたポーランドの公爵夫人エレナ(バーグマン)。
彼女には不思議なパワーがあり 彼女が心を寄せる男性は何故か大成功し、彼女もそれを喜びとしている。
ある日、婚約者と一緒ににロラン将軍(ジャン・マレー)の凱旋パレードに参加したエレナは アンリ(メル・ファーラー)という男性と知り合い、彼にロラン将軍を紹介される。
ロラン将軍はエレナの美しさに一目で惹かれるが。
ジャン・ルノワールを大絶賛されていた淀川長治さんの言葉をお借りすると・・・ 「どの作品も硬くない。柔らかくて優しくて、しかも芯は厳しい。そのくせ、気さくな気さくなつくり方をする、そこが大芸術家なんです。」と、その言葉に この作品を観て またしてもいたく納得したのでした。
![]() | 大いなる幻影 ジャン・ギャバン、ピエール・フレネー 他 (2002/09/26) パイオニアLDC この商品の詳細を見る |
監督:ジャン・ルノワール
脚本:ジャン・ルノワール
シャルル・スパーク
撮影:クリスチャン・マトラ
クロード・ルノワール
音楽:ジョセフ・コズマ
出演:ジャン・ギャバン
ピエール・フレネー
エリッヒ・フォン・シュトロハイム
ディタ・パルロ
ジュリアン・カレット
マルセル・ダリオ
ジャン・ダステ
名画とか傑作とか格調高いとか、全ての美辞麗句を並べても余りある見事な作品。
思わず正座して画面に向いたくなる緊張感で鑑賞開始、しかし気が付くと 人間を愛しく尊ぶ監督の心を知り、それゆえ とても温かい気持ちに包まれて幸せな気分の中にいる自分がいました。
これがジャン・ルノワールの世界なんだ・・と感じた瞬間です。
私如きが言うまでもなく 戦争を題材にしながらも 主眼を人間の尊厳に置き 様々な階級や人種の違いを超えたところで 温かい交流を続ける人々の姿が描かれいるシーンの数々に感動を覚えます。
と言っても 決して大仰な感じではなく 立場は違えても 尊敬しあい、友情を感じあい、人間を愛して止まない人々の姿が ルノアールの人間味溢れる優しい視線を通して 実に生き生きと映し出されているのです。

