三十九夜 三十九夜
ロバート・ドーナット、マデリン・キャロル 他 (1999/01/25)
アイ・ヴィ・シー
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監督:アルフレッド・ヒッチコック 
原作:ジョン・バカン
脚本:チャールズ・ベネット
   アルマ・レヴィル 
   イアン・ヘイ
撮影:バーナード・ノールズ 
音楽:ルイス・レヴィ 
 
出演:ロバート・ドーナット 
   マデリーン・キャロル 
   R・マンハイム
   ペギー・アシュクロフト 
   マイルズ・メイルソン


ある夜、主人公ハネイは劇場でショーを楽しんでいた。
ステージ上には あらゆる事柄を記憶しているいう「ミスター・メモリー」という男が登場し、観客の質問を次々と受けていた。
と、その時 数発の銃声が轟き、劇場はパニックに陥る。
ようやく劇場の外に出たハネイに一人の女性が近付き助けを求めた。
彼女を伴って自宅に戻ったが 彼女は自分は国の機密事項を他国に売ろうとしている小指の無い男を追うスパイであると名乗って 翌朝何者かに殺されてしまった。
このままでは自分が犯人だと疑われると思ったハネイは 彼女の残した地図を持ち その小指の無い男を捜す旅に出た。


ヒッチコック監督のイギリス時代のサスペンスの名作ですが スマートな展開の中にあって ユーモアやロマンスや小粋なセリフがキラキラと輝きを洟っているヒッチコックらしい作品です。。
謎が解けるラストシーンでは 思わず拍手してしました。

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監督:マイケル・カコヤニス 
脚本:マイケル・カコヤニス 
撮影:ウォルター・ラサリー 
音楽:ミキス・テオドラキス 
 
出演:トム・コートネイ 
   サム・ワナメイカー
   キャンディス・バーゲン 
   コリン・ブレイクリー 
   イアン・オギルビー

軍用機がエーゲ海に墜落した。
二人のパイロットは墜落寸前に核爆弾を海に 金属製の箱に入った放射物質を島に落下させた。
その金属製の箱を拾った羊飼いは 金目の物が入っているかもしれないと 必死で箱をこじ開けようとする。
軍関係者も秘密裏のうちに島に潜入し、爆弾と金属製の箱の捜索を開始した。
折りしも 遺跡の発掘で観光ブームの湧く島には 大勢の人々が押し寄せていた。
そして ついに金属製の箱を開けてしまった羊飼いは 中身を見て落胆し、海に投げ捨てしまった!

陽光煌く美しいエーゲ海、浜辺でゴーゴーダンス♪(懐かしい〜)を踊っている若者たち。
そのエーゲ海の波打ち際では たくさんの魚が白い腹を出し プカプカ浮かび上がっている・・・
この衝撃的なラストシーンが象徴するものこそ、この作品のテーマです。
かなりブラックな作品です。

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年上の女 Amazon

監督:ジャック・クレイトン 
原作:ジョン・ブレイン
脚本:ニール・パターソン 
撮影:フレディ・フランシス 
音楽:マリオ・ナシンベーネ 
 
出演:シモーヌ・シニョレ 
   ローレンス・ハーヴェイ 
   ヘザー・シアーズ 
   ハーマイアニ・バドリー 
   ドナルド・ウォルフィット

女、金、地位、名誉を求めて都会に出てきたジョー。
労働者階級出身の彼には 何としても手に入れたいその土地の有力者の娘スーザンがいた。
周囲の反対を余所にスーザンに近付いたジョーだが スーザンの両親やボーイフレンド、上司などの邪魔が入る。
落ち込む彼を優しく励ますのが 同じ劇団員のアリスだった。
夫の不実に苦しむアリスとの間に いつしか愛が芽生えるが やがてスーザンの妊娠が発覚する。

シモーヌ・シニョレが美しい。
彼女の美しさには柔らかな厚みがあって その情の深さにハマってしまう怖さがあります。
主人公の若き野心家ジョー(ローレンス・ハーヴェィ)も アリス(シニョレ)の まるで彼女が燻らす紫煙のようにゆったりと気だるい大人の女の魅力にハマってしまった訳です。
そして自分の野心など 彼女の前では何と薄っぺらい戯言なのか 思いっきり知らされて自己嫌悪さえ感じてしまうジョー。
 

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暗殺の森 Amazon

監督:ベルナルド・ベルトルッチ 
原作:アルベルト・モラヴィア 
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ 
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ V
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
 
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン
   ドミニク・サンダ
   ステファニア・サンドレッリ
   ピエール・クレマンティ 
   イヴォンヌ・サンソン 
   エンツォ・タラシオ 
   ジュゼッペ・アドバッティ

ファシズムに揺れるイタリア。
少年時代、同性愛を強要され、思わず相手を射殺してしまったマルチェロ。
さらに精神を病んだ父、薬物中毒の母たちの間で いつしか普通に生きる事を求め始めていた。
当時の世相の中でファシズムに身を投じ、政治犯として追われる恩師を暗殺する指名を拒否することも出来ない運命のマルチェロ。
深い森で繰り広げられる狂気の数々に逆らう事も出来ず、彼の運命はさらに残酷に滅びようとしていた。

ファシストの時代、ブルジョワ、同性愛、耽美、堕落、頽廃・・・。
不用に熟した甘い果実が 朽ち果て枝から腐って落ちる様を観ている様。 
なんという哀しい話なんだと思いながら 主人公のマルチェロの人生の選択と末路に憐れみと嫌悪感を抱く。

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にがい米 ヴィットリオ・ガスマン (DVD - 2007)

監督:ジュゼッペ・デ・サンティス 
製作:ディノ・デ・ラウレンティス 
原案:カルロ・リッツァーニ 
撮影:オテッロ・マルテッリ 
 
出演:ヴィットリオ・ガスマン 
   ラフ・ヴァローネ 
   シルヴァーナ・マンガーノ
   ドリス・ダウリング


宝石強盗を働いた男女ワルテル(ヴィットリオ・ガスマン)とフランチェスカ(ドリス・ダウリング)は 警察の追及から逃れる為に フランチェスカに宝石を託し、田植えの出稼ぎ労働者の中に紛れ込んだ。
その集団の中のシルバーナ(シルヴァーナ・マンガーノ)は フランチェスカの様子に疑問を抱きながらも彼女に近付いた。
正規のパスを持たないフランチェスカに そこで働けるように口を利いてくれたマルコ(ラフ・ヴァローネ)はシルヴァーナに一目惚れ、そのマルコを頼もしく思うフランチェスカ、そこに現れたワルテルに惹かれるシルバーナ・・・と4人の気持ちは複雑に絡む。
盗んだ宝石が偽物だったと知ったワルテルは シルバーナの自分に対する気持ちを利用して 今度は収穫した米の強奪を計画する。
真実を知ったシルバーナのとった行動は・・・

イタリア映画の中で 昔の田植え作業を観る事は なんだか不思議な感じでした。
この感覚は もちろん私の無知から始まったことだけれど それにしてもイタリアの田植えは力強くて明るくてビックリ!。
映画を観た限りでは 昔の日本の田植えの作業となんら内容は変わらない感じですが そこで働く人々の生命力に溢れた力強さと漲るパワーが画面から溢れそうな印象でした。

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道
ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン 他 (2002/04/25)
アイ・ヴィ・シー
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監督:フェデリコ・フェリーニ 
製作:カルロ・ポンティ 
   ディノ・デ・ラウレンティス
脚本:フェデリコ・フェリーニ 
   エンニオ・フライアーノ
   トゥリオ・ピネッリ 
撮影:オテッロ・マルテッリ
音楽:ニーノ・ロータ 
 
出演:アンソニー・クイン 
   ジュリエッタ・マシーナ 
   リチャード・ベースハート 
   アルド・シルヴァーニ
   マルセーラ・ロヴェーレ


フェデリコ・フェリーニ監督、ジュリエッタ・マシーナ主演のあまりに有名な作品。
フェデリコ・フェデリーニの愛妻でもあったジュリエッタ・マシーナという女優さんの魅力に溢れた作品です。 

この女優さん、本当に素敵な女性だと思います。
外見がどうのこうの話ではなく 彼女そのものの人物像が映画のヒロインを通じてこちらに伝わってくる。
それは人としてエネルギッシュで、全ての人やものに対する愛情に溢れた生き方が限りなく優しく人なつっこい。
こんな女性が傍にいたら 周りの人は皆幸せな気分になれるだろうと思えるような人物なのではないかしら。

そしてアンソニー・クインの口下手な心優しき荒くれ男っぷりもお見事!
お互いを想い合いながら 不器用で言葉に出来ず 哀しくすれ違ってしまった男女の切ないお話。

映画好きだった父親に薦められて観たこの作品は 当時10代だった私には 男女間の微妙な心の機微は理解できなくても ジェルソミーナの健気さや薄幸な人生に涙し 感傷的な気分に雁字搦めになってしまった事を思い出します。

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さらば美しき人さらば美しき人
(2004/12/08)
シャーロット・ランプリング、ジョン・フォード 他

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監督:ジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ
原作:ジョン・フォード[劇作家]
脚本:ジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ 
   アルフィオ・バルダルニーニ
   カルロ・カライチオ
撮影:キム・アルカルリ
   ヴィットリオ・ストラーロ 
音楽:エンニオ・モリコーネ 
 
出演:オリヴァー・トビアス 
   シャーロット・ランプリング 
   ファビオ・テスティ 
   アントニオ・ファルジ
   リク・バッタリア

 

学びを終え、故郷に戻ったジョバンニは 10年ぶりに再会した妹アナベッラの輝くような美しさに息を呑んだ。
その瞬間から 妹への狂おしいまでの想いに身も心も苛まれるジョバンニ。
またアナベッラも兄への思慕から 数々の求婚を拒んでいた。
そして二人は 母の墓前で禁断の愛を誓い合う。
しかし、貴族ソランゾの求婚を拒みきれず ついに兄のもとを去り嫁ぐアナベッラだったが その時すでに アナベッラは兄ジョバンニの子を宿していた。
やがて 妊娠がソランゾの知るところとなり 血に染まった悲劇が始まる・・・。


今回 「欧州恋愛映像図鑑」と銘打ってDVD・BOXが発売されていますが その第一弾のラインナップに入っていたのがこの作品です。
欧州恋愛映像図鑑・・とは良く言ったものだと感心します。(^^ゞ)

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