アバウト・シュミット アバウト・シュミット
ジャック・ニコルソン、キャシー・ベイツ 他 (2004/01/10)
日本ソフトサービス
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監督/脚本:アレクサンダー・ペイン
脚本:ジム・テイラー
製作:ハリー・ギテス、マイケル・ベスマン
編集:ケヴィン・テント
音楽:ロルフ・ケント

出演:ジャック・ニコルソン
   キャシー・ベイツ
   ダーモット・マルロニー
   ホープ・デイヴィス
   レン・キャリオー


アメリカ中西部オマハ、その日ウォーレン・シュミットは定年退職を迎え 感慨深気にオフィスをあとにした。 
退職パーティでは 友人のレイから贈られた「本当に意味があるのは、生涯をかけて何かを成し遂げることだ」と言うスピーチに、今までの人生を振り返りるシュミット。
翌日いつも通りに目覚めても何もする事が無いことに気付き 手持ち無沙汰気味。 
クロスワードやTV鑑賞で一日を過ごす事にも慣れず、たまらず会社へ出向き後任者にアドバイスをするが そこには彼の居場所は既に無かった。 
ある日、TVでたまたま観かけた慈善事業に参加する気になったシュミット。 
それはアフリカの子供たちのスポンサーになり 小切手と一緒に自己紹介の手紙を添えるものだったが、いつしか彼の筆先は日ごろの不満を綴り始めていた。 
そして妻が倒れ、あっと言う間に逝ってしまった。 
娘と気に入らない婚約者が戻ってバタバタと告別式も済ませると 今度は正真正銘の一人ぼっちになったシュミット。 
その時はじめて妻への愛と感謝に気付かされたが それも妻の不貞の手紙を発見して一気に吹っ飛ぶ。 
主婦を失って荒れ果てた家を残し、シュミットは娘のところに旅立つ。途中故郷を訪ねたり いろんな人々との出会いを経験するが やはり心は満たされない。 
とにかく何とかして娘に結婚を思いとどまらせようと必死に説得するシュミットだが 娘はもうシュミットが思って居るような子供ではない。そして ついに娘は結婚してしまった。 
人生の虚しさを抱えながら帰宅したシュミットを待っていたものは 予想もしなかったアフリカの少年からの手紙だった…。 

それまで仕事一筋に生きてきた男性が 定年退職を機に一気に抜け殻状態になると言う話は良く耳にしますよね。 
家庭を振り返る時間もなく社会の第一線で働いて来た男性が 最大に重きを置いていた社会での居場所=自分のステータスがある日を境に無くなってしまうのです。
それってやはり心情的に厳しいのでは無いかしら? 
それとも思いっきり開放感があるのかなぁ? 
いずれにしても この映画の主人公のシュミットさんは真面目に働い手来た事を自負する気持ちもが大きかっただけに そういう立場に置かれた事が堪らなく淋しかったようです。

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44

明日、陽はふたたび / マルコ・バリアーニ、オルネラ・ムーティ 他

監督:フランチェスカ・アルキブージ 
脚本:フランチェスカ・アルキブージ 
撮影:ルカ・ビガッツィ
音楽:バティスタ・レーナ

出演:マルコ・バリアーニ  
   オルネラ・ムーティ 
   ヴァレリオ・マスタンドレア
   イラリア・オッキーニ
   パトリツィア・ピッチニーニ  
   ジェームズ・ピュアフォイ 
   ダヴィド・ブラッチ


イタリア中部のウンブリア地方を襲った深夜の大地震は、サラミとフラ・アンジェリコ作「受胎告知」の壁画で有名な教会のある古都カッキアーノの町に大打撃を与えた。 
たくさんの家々が崩壊し、電気は止まり、交通も遮断され、電話も通じないという悲惨な状況に陥った人々は 着の身着のままで町の広場に集まって来た。 
それからの人々の生活には 副町長のパオロの指揮下のもと、今までの生活とは一変した困窮の日々が待ち受けていた。 
復興作業に追われ、家庭を顧みる余裕の無いパオロの家庭、ぼけ老人の母を抱えた青年、地元の女教師の孤独、壁画の復旧作業に来た英国人夫婦のいさかい、そして大人達の苦悩の中で やはり子供達も彼らなりの苦悩を抱えて過ごしていた。 
やがて色々な交流が生まれる中で 人々も冷静を取り戻し未来に向けて歩き始める・・。


この作品は イタリアで実際に起きた大地震がモデルとなっているそうです。 
監督のアルキブージが被災した子供達の文集に触れ、その明るさと逞しさに心を動かされて制作を決意したとの事。 
子供達のいつもと変わらぬ日常と成長ぶりが この映画の重く暗くなりがちなテーマをポジティブな視線で捉え、ぬくもりのある余韻を残しています。

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dakagura2006

映画道楽のしみずさん主催による 毎年恒例の「抱かれたい男グランプリ2006年」が しみずさんのHPでアップされています。
私も、今年も参加させて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
しみずさん、そして参加された皆さん、ありがとうございました。(*_ _)

興味のある方は 是非ご覧になって下さい。

相変わらず ただの美形男性に対する語らいでは終わっていません!?
燻製のような味わい深い男性も多々登場していて 参加メンバーの個性的で楽しい語らいが大いに盛り上がっています。

それ以前の「抱かグラ」も同時に掲載されていますので そちらも是非どうぞ♪
 
アイリス アイリス
ジュディ・デンチ、ジム・ブロードベント 他 (2003/06/25)
松竹
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監督:リチャード・エア
脚本:リチャード・エア
原作:ジョン・ベイリー
撮影:ロジャー・プラット
美術:ジェマ・ジャクソン
音楽:ジェームズ・ホーナー
ヴァイオリン演奏:ジョシュア・ベル

出演:ジュディ・デンチ 
   ジム・ブロードベント 
   ケイト・ウィンスレット 
   ヒュー・ボナヴィル 
   ペネロープ・ウィルトン 
   サミュエル・ウェスト 
   ティモシー・ウェスト 
   エレノア・ブロン

母校オックスフォードで素晴らしいスピーチをするアイリスの傍らで 夫ジョンは40年以上も前の二人の出逢いを思い起こしていた。 
二人の出逢いは同じ大学のキャンパスでの事。 
その美貌と知性とウィットに富んだアイリスは たくさんの人々から愛されていた。 
彼女を見て一目で恋に落ちたジョン。
付き合い始めても アイリスの恋愛経験の多さに気後れのするジョンだったが アイリス自身も 自分を本当に理解してくれるのは彼しか居ないと思い始めていた。 
やがて結ばれる二人。 
そして現在、お互いに尊敬し合いながら二人だけの生活を楽しむ二人だったが 徐々にアイリスに異変が起き始めていた。 
それは言葉で精神の自由と崇高さを表現する事が命であるアイリスにとって 絶望的とも言える「アルツハイマー」を告知される事態だった。段々と言葉や人格を失っていくアイリスに 必死の看病をするジョン。
戸惑い途方に暮れるジョンは 精一杯の愛情を注ぐが やがて 決意の時が来る・・。

アイリスという女流作家の素晴らしさは その自由な精神とエネルギー溢れるパーソナリティだったと言う。 
その彼女に宿る内なる言葉で 何も無い空間に創り出す温かく知的な世界は きっと多くの人々を魅了し、特に女性には精神的な支えであり また憧れの存在だったはずです。  
そんな彼女に訪れる「アルツハイマー」と言う病気・・・。  
しかし ここでは偉大な作家としての彼女の悲劇を描くと言うよりは 一組の仲睦まじい老夫婦の「純愛」「老い」「別れ」を描いているので 観ていて より身近に感動を手繰り寄せる事が出来る作品でした。 


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藍色夏恋 藍色夏恋
チェン・ボーリン、グイ・ルンメイ 他 (2004/01/21)
ポニーキャニオン
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監督:イー・ツーイェン
製作:ペギー・チャオ
    シュー・シャオミン
脚本:イー・ツーイェン 
撮影: チェン・シャン
音楽: クリス・ホウ 
 
出演: チェン・ボーリン、 
    グイ・ルンメイ、 
    リャン・シューホイ リン


17歳の女子高生モン・クーロウは 親友リン・ユエチェンと体育の授業をさぼりながら リンの好きな男子高生のチャン・シーハオの話を聞かされて戸惑う。 
リンはモンにチャンの気持ちを聞いて欲しいと言う。
モンは断わり切れずに 深夜、学校のプールで泳いでいるチャンに会いに行ったり、リンの手紙を渡しに行く。
しかし チャンはリンよりも そのモンに興味を抱く。
モンの名前でチャンに手紙を書いたリンだったが 段々と二人の関係が気になりモンに対してよそよそしくなる。
親友だと思っているリンとの関係が悪くなったことに不安を抱いたモンは チャンを体育館に呼び出し ある告白をする。

この映画を観ていてTVドラマ「白線流し」と同じく とてもノスタルジックな感傷に浸ってしまいました。
今の若者より、昔若者だったおじさんやおばさんたちの方が スクリーンの上に繰り広げられる瑞々しい若さのときめきや無邪気さ そして 時に傲慢であったり繊細であったり傷つき易かったり・・。 
かつて、そういう自分たちのピュアな思いが輝いていた時代を 懐かしく思い出す作品なのかもしれません。

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双頭の鷲 双頭の鷲
エドウィジュ・フィエール、ジャン・マレー 他 (2006/12/14)
ファーストトレーディング
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監督:ジャン・コクトー 
製作:アレクサンドル・ムヌーシュキン
原作:ジャン・コクトー 
脚本:ジャン・コクトー 
撮影:クリスチャン・マトラ 
音楽:ジョルジュ・オーリック 
 
出演:エドウィジュ・フィエール 
   ジャン・マレー
   ジャック・ヴァレーヌ 
   シルヴィア・モンフォール
   ジャン・ドビュクール 
   イヴォンヌ・ド・ブレー

新婚旅行の日に 愛する夫である国王を暗殺されてしまった悲劇の女王エリザベート。
その後10年に渡り、民衆の前に出ることは無かったが 国民の支持を得ていた。
それをこころよく思わない大公伯爵夫人などの一派により 命を狙われるエリザベート。
ある嵐の夜、その一派に女王の暗殺をそそのかされた無政府主義者のスタニスラスが 王女の部屋に忍び込んだ。
手負いの彼を介抱しながら 女王エリザベートは亡き夫の国王に瓜二つのスタニラスに驚く!
その後、スタニスラスに読書係の任を与えた女王と彼の間に 複雑な感情の絡み合いが錯綜する中で 瀬戸際の愛情が生まれていく・・・


ジャン・マレー vs エドヴィジュ・フィエールの美の競演!
う〜〜ん、その毅然とした顎の角度? その背筋の伸び方? そしてアルトの響きで気品を損なわない圧倒的な威圧感を持つセリフ廻し・・・ 文句なしのフィエールの勝ちっ!
如何にコクトー監督がジャン・マレーの美を意識した演出をしていたとしても フィエールの威厳をはなつ美が素晴らしく、更に奥行きのあるものだと知らされる作品。
過酷な運命の女王エリザベート(フィエール)、自らの人生の終焉の決断まで あくまでも気高くあろうとする姿には 凛とした潔さを観る事が出来ます。
フィエールだからこそのエリザベート、この作品の華です!

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osorubeki-oyatachi


監督:ジャン・コクトー 
原作:ジャン・コクトー 
脚本:ジャン・コクトー 
撮影:ミシェル・ケルベ 
音楽:ジョルジュ・オーリック 

出演:ジャン・マレー 
   イヴォンヌ・ド・ブレー 
   ジョゼット・デイ 
   ガブリエル・ドルジア 
   マルセル・アンドレ 

イヴォンヌは 息子ミシェル(ジャン・マレー)に自分の事を「ソフィー」と呼ばせるほど息子を溺愛していた。
そんな彼女は 夫ジョルジュと姉のレオと息子と4人で暮らしていたが 最近は体調も優れず、家事万端姉のレオに任せたまま 鬱々と暮らしている。
ある日、ミシェルが外泊をしたことにより 恋人が居ることが発覚した。
ショックを受けるイヴォンヌを見て ミシェルは父ジョルジュに相談する。
しかし 何とその恋人はジョルジュの愛人マドレーヌであったことから 思わぬ大騒動になる。


男女の三角関係を複雑に かつブッラクに練り上げた悲喜劇で、フランス映画らしいえぐ味も程好く 面白い作品です。
身内の情の輪の中にあって それぞれの毒々しい本音がチラチラ見えるところが実に愉快です。
この毒気があって洒脱な脚本は もちろんコクトー監督自らのもので 今なら「まぼろし」や「焼け石に水」のフランソワ・オゾン監督作品を連想させるものでした。

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親密すぎるうちあけ話 親密すぎるうちあけ話
サンドリーヌ・ボネール、ファブリス・ルキーニ 他 (2006/11/24)
ハピネット・ピクチャーズ
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監督:パトリス・ルコント
脚本:ジェローム・トネール
撮影:エドゥアルド・セラ
音楽:パスカル・エステーヴ

出演:サンドリーヌ・ボネール
   ファブリス・ルキーニ
   ミシェル・デュショーソワ
   アンヌ・ブロシェ
   ジルベール・メルキ

舞台はパリ。
税理士のウィリアムのオフィスを一人の女性アンナが訪れた。
招き入れてみると 突然彼女は夫婦間の悩みをウィリアムに話し始めた。
どうやら彼女は同じフロアーにある精神科医のオフィスと間違えたらしい。
ウィリアムは 自分を精神科医と思い込んだ彼女の話に惹き込まれ、つい真実を言いそびれてしまうが、やがて彼女もウィリアムの素性を知ってしまう。
しかし、アンナは何故かウィリアムのカウンセリングを続けようとする。
そして 徐々に彼女は夫との赤裸々な夫婦生活まで語り始めるのだった。


【ネタバレ注意】

エンドロールでは ウィリアムの新しいオフィスを真上からカメラで捉えています。
そしてそこには カウンセリング用の長椅子に横たわるアンナと傍らに腰掛けるウィリアムの二人が映っていました。
が、次の瞬間、二人の姿は突然消えています。
?? これって もしかしたらウィリアムの妄想だったの ??
?? それとも 彼がお昼寝用の長椅子に横たわって観た夢だったの ??
話の終結がやけにスムーズだったので ふっとそんな想いも浮かんだのですが・・。
やはりそれは考え過ぎですね。

今回のパトリス・ルコント作品も やはり神秘的でミステリアスな女性の存在により 哀楽の間を彷徨う一人の男の切な〜い恋模様が描かれていました。

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好きと言えるまでの恋愛猶予 好きと言えるまでの恋愛猶予
マチュー・シモネ、セシル・カッセル 他 (2004/12/24)
アートポート
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監督:フランソワ・アルマネ 
脚本:フランソワ・アルマネ 
   ジャン・エルペール 
撮影:ギョーム・シフマン 
 
出演:マチュー・シモネ 
   セシル・カッセル 
   オレリアン・ウィイク 
   アリス・タグリオーニ 


18歳のフィリップとシャルロットは あるパーティーで出逢い 互いに一目で恋に落ちた。
しかし恋に奥手のフィリップは シャルロットの思いを知りながら それ以上前に進めないでいた。
そしてお互いに好意を持ちながら 気持ちはすれ違ったままで10ヶ月が過ぎようとしていた・・・。


もどかしい二人の恋の成り行きだけど おばさんの私から観ると 何といじらしくて可愛い二人なんだと とってもほのぼのした気分で観てしまいました。
世界中の恋人たちの中には こんなもどかしい恋の道のりを経験したカップルもきっとたくさんいるでしょう。

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愛してる、愛してない...愛してる、愛してない...
(2003/09/26)
オドレイ・トトゥ

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監督:レティシア・コロンバニ
脚本:レティシア・コロンバニ
撮影:ピエール・エム
美術:シャン=マルク・ケルデリュー
音楽:ジェローム・クレ

出演:オドレイ・トトゥ
   サミュエル・ル・ビアン
   イザベル・カレ
   クレマン・シボニー
   ソフィー・ギルマン
   エリック・サヴァン
   ミシェル・ギャレー
   エロディ・ナヴァール
   カトリーヌ・シレ
   マティルド・ブラシュ


【ネタバレしています】

ボルドーの朝、美術学校に通うアンジェリクは 最愛の人、心臓外科医のロイックのバースデイに プレゼント用の一本のバラを選んでいた。それはロイックとの出逢いの思い出でもあるバラ、花屋のおじさんに無理を言って 彼のクリニックに届けてもらうことにした。 
彼には妊娠中の弁護士の妻ラシェルがいるが ロイックに愛されているのは自分だと信じて 彼の離婚を待っている健気な女の子だった。 
たとえ約束をすっぽかされても出逢いのあの日 アンジェリクにバラをくれた時のロイックの笑顔を心の支えに じっと耐えるアンジェリク。
そんな彼女を心配そうに見守る親友のエロイーズと 彼女を密かに想っている医学生のダヴィッドだった。 
ある日たまたま裁判所の前で 妻のラシェルと親密そうにしているロイックを観た瞬間から ついに我慢の限界を超えたアンジェリク。 
ロイックの車にイタズラ書きをしたり スクーターで事故を起こし 大切な右手に大怪我をしてしまう。 
その頃ロイックの妻ラシェルが流産し 一瞬喜ぶアンジェリク。 
しかしフィレンツェ行きの約束を またしてもすっぽかされた彼女は すっかり落ち込んでしまう。 
一方ではロイックにも災難が降り掛かり 患者の女性を殴ったとして告訴され逮捕されてしまった。 
その現場に駆けつけたアンジェリクの目に飛び込んできたのは 妻のラシェルと見詰め合い「愛してる」と告げるロイックの姿だった。
その光景に愕然としたアンジェリクは その夜ガス栓をひねり自殺を図ったのだが。  


あぁ、何て面白い作品なんでしょう! 
私がロイックを演じたサミュエル・ルビアンの圧倒的なファンであることを差し引いても 十二分に楽しめる作品でした。 
監督、脚本を兼ねたレティシア・コロンバニの独創性に感服すると同時に 主演のオドレイ・トトゥの前作『アメリ』のヒットと その作品でのキャラクターの延長線上に 実に上手くマッチングした今回のアンジェリクというキャラクターがあって それがこの作品を成功に導いたという幸運もあったように思います。 

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父、帰る 父、帰る
コンスタンチン・ラヴロネンコ、ウラジーミル・ガーリン 他 (2005/04/08)
アスミック
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監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ 
脚本:ウラジーミル・モイセエンコ 
   アレクサンドル・ノヴォトツキー 
撮影:ミハイル・クリチマン 
音楽:アンドレイ・デルガチョフ 
 
出演:ウラジーミル・ガーリン 
   イワン・ドブロヌラヴォフ 
   コンスタンチン・ラヴロネンコ 
   ナタリヤ・ヴドヴィナ


ロシアの片田舎。
母と祖母と ささやかに暮らしていたアンドレとイワン兄弟のもとに ある日突然12年もの間音信不通だった父親が帰って来た。
写真に映った父親しか知らない兄弟は 突然の父親の出現に戸惑いと不信感を隠せない。
寡黙な父親は戸惑う二人に何も説明をしないまま、父と息子3人での釣り旅行に行くと言う。
初めての父親との旅行だったが 兄弟の様々な問いに答えることもなく ただただ高圧的な態度で接する父親に ついに弟の不満は爆発してしまった。
そして この旅は思わぬ事態で終わりを告げる。

【ネタバレしています。】
観終わって ただただ呆然と息子たちに残した「父親の永遠の不在」に思いを馳せていました。

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コーラス メモリアル・エディション コーラス メモリアル・エディション
ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン 他 (2005/12/22)
角川ヘラルド・ピクチャーズ
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監督:クリストフ・バラティエ 
製作:ジャック・ペラン他 
脚本:クリストフ・バラティエ 
   フィリップ・ロペス=キュルヴァル
撮影:カルロ・ヴァリーニ 
   ドミニク・ジャンティ 
編集:イヴ・デシャン
音楽:ブリュノ・クーレ 
   クリストフ・バラティエ 
合唱:サン・マルク少年少女合唱団
 
出演:ジェラール・ジュニョ
   フランソワ・ベルレアン
   ジャン=バティスト・モニエ 
   ジャック・ペラン 
   マリー・ブネル 
   カド・メラッド
   マクサンス・ペラン 
   ジャン=ポール・ボネール
   グレゴリー・ガティニョル 
   キャロル・ヴェイス 
   フィリップ・ドゥ・ジャネラン
 

1949年、フランスの片田舎。
問題児を集めた寄宿舎「地の底」に舎監として赴任してきた音楽教師のマチューは、荒れる子供たちと 彼らを力だけで従わせようとする校長の姿に愕然とする。
マチューはそんな子供たちに 歌の力で本来の子供らしい素直な心を取り戻して欲しいと願い、合唱団を結成する。
その中に 舎一番の問題児ピエール・モランジュも居た。
マチューは彼の歌声を聴き、その天使のような声に強く惹き付けられた・・。

世界的に有名な指揮者ピエール・モランジュ(ジャック・ペラン)の回想で始まるこの作品は 同じくペランの『ニューシネマ・パラダイス』をどうしても思い出してしまうものでした。
そして「問題児の集団 vs 体面ばかり繕う鬼のような教育者たち」 というよくある構図に そこに現れる子供たちの良き理解者、これもありがち。
決して物珍しい展開はないのだけれど この作品にはジャン=バティスト・モニエ君というソリストの天使のような美声と 彼を含めたサン・マルク少年少女合唱団の素晴らしいコーラスがあったのです。

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海を飛ぶ夢 海を飛ぶ夢
ハビエル・バルデム、ベレン・ルエダ 他 (2005/10/05)
ポニーキャニオン
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監督:アレハンドロ・アメナバール 
脚本:アレハンドロ・アメナバール 
   マテオ・ヒル 
撮影:ハビエル・アギーレサロベ 
編集: レハンドロ・アメナバール 
音楽:アレハンドロ・アメナバール 
 
出演:ハビエル・バルデム 
   ベレン・ルエダ
   ロラ・ドゥエニャス 
   クララ・セグラ
   マベル・リベラ 
   セルソ・ブガーリョ 
   タマル・ノバス 
   ホアン・ダルマウ 



浅瀬に飛び込み 四肢麻痺でベッド上の生活を余儀なくされて26年。
ラモンは今、自分の願う尊厳死を理解してくれる人々や社会を求めていた。
そして そんなラモンを複雑な気持ちで見守る家族がいた。


ある一人の人間の尊厳死を願う気持ちを真正面から描いた作品でした。
今の私に ラモンの気持ちを理解する事は不可能です。
その時、その立場になってみて初めて主張できる自分の生き方、死に方について それを何の宗教的な見解も持たない私に「本人の希望通り・・」と言う以外 いったい何が言えるだろうと思います。
ならば この作品のどこに視点を置いて観たか・・と言えば やはり彼を支えてきた家族の思いでした。
彼の介護をする日常が この家族にとって如何に大きな負担であるか それは想像を絶するものだったのでしょう。
それでも ラモンがこの家族にとっては とても大切で必要不可欠な存在であることは 彼らの表情を観ていると自然と伝わって来ます。
物理的に負担を生む存在のラモンであっても 彼の言葉や存在そのものが生み出す心の糧は 家族を飢餓的な境地から救ったこともあっただろうと 私の個人的な経験からも想像します。

これは今までに観たことの無いほどに 強く確実に私の前に突きつけられたラモンの詰問のようで 観ていて息苦しかったことも確かです。

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赤い航路 赤い航路
ピーター・コヨーテ、エマニュエル・セイナー 他 (2004/03/21)
マクザム
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監督:ロマン・ポランスキー 
原作:パスカル・ブルックナー
脚本:ロマン・ポランスキー 
   ジェラール・ブラッシュ 
   ジョン・ブラウンジョン 
撮影:トニーノ・デリ・コリ 
音楽:ヴァンゲリス 
 
出演:ピーター・コヨーテ 
   エマニュエル・セニエ 
   ヒュー・グラント
   クリスティン・スコット・トーマス
   ヴィクター・バナルジー 


イギリス人夫婦ナイジェルとフィオナは 愛を再確認するために イスタンブール行きの豪華客船の旅をしていた。
ある日、船酔いの女性ミミを介抱した二人は 彼女の夫で車椅子の作家オスカーと出会う。
ナイジェルはその日から オスカーが語るミミとのパリでの出会い、そして結婚、激しく求め合う二人のセックス、さらに傷つけ合うような二人のアブノーマルな関係などを聞かされる羽目に・・。
ナイジェルは最初こそ戸惑いを感じたものの 気が付くとオスカーとミミの二人の世界に惹き込まれ、ミミに対しても抑えられない感情を持つ自分に気付く。
そして旅も終りに近付いた大晦日の夜、オスカーの話はいよいよ佳境に入った・・。


ポランスキー作品の中でも 「テス」を超えて一番好きになってしまった作品。
映像の描写こそエロティシズムに溢れているけれど 内容は実に濃くて疲労を覚えるほど振幅の激しい男女の愛憎に尽きます。
ポランスキーという人物の中に存在する彼独特の「愛とエロスの世界」を垣間見た気もするし ここまで激情型の恋愛を描く彼の潜在的パワーにも圧倒されてしまう作品です。

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堕天使のパスポート 堕天使のパスポート
オドレイ・トトゥ、キウェテル・イジョフォー 他 (2005/01/28)
ショウゲート
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監督:スティーヴン・フリアーズ
脚本:スティーヴン・ナイト
撮影:クリス・メンゲス 
音楽:ネイサン・ラーソン
 
出演:オドレイ・トトゥ
   キウェテル・イジョフォー 
   セルジ・ロペス 
   ソフィー・オコネドー
   ベネディクト・ウォン
   ズラッコ・ブリッチ


ロンドンの街。
シェナイはトルコからの移民で ホテルのメイドをしている。
同じホテルで夜勤勤務をしているオクウェは ナイジェリアからの不法移民で 昼間はタクシーの仕事もしている。
オクウェはシェナイのアパートで 彼女の留守時間だけ居候をしている。
二人が顔を合わせるのは ほんの僅かな時間だけだった。
ある夜、オクウェは客の帰ったホテルの一室で 臓器らしきものを発見した。
ナイジェリアで医師として活躍していたオクウェは 一目でそれが人間の心臓だと気付いた。
このホテルでは 支配人のフアンが関わった臓器売買が行われていることを知ったオクウェに フアンは偽造パスポートと引き換えに、オクウェにある条件を迫った。


ロンドンの街の裏社会、さらにその底辺で働く人々の多くに不法就労者がいること。
そんな彼らが自由を手に入れる手段のひとつとして臓器売買があり それをモチーフにしたサスペンスの要素と制約の中で生まれた切ないラブストーリーを織り交ぜた秀作です。

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ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション
ジュール・シトリュック、マリア・デ・メディロス 他 (2005/01/14)
アスミック
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監督:リシャール・ベリ 
脚本:リシャール・ベリ 
   エリック・アスス 
撮影:トマ・ハードマイアー 
音楽:レノ・イザーク
 
出演:ジュール・シトリュク 
   マリア・デ・メディロス 
   ジャン=フィリップ・エコフェ 
   ジョセフィーヌ・ベリ
   マボ・クヤテ 
   アンナ・カリーナ
   カリーヌ・シラ 

パリで両親と暮らすセザールは、10歳半、139cmのちょっと太めの男の子。
学校では 最近転校してきたばかりの美少女サラに夢中だが 親友のイケメンのモルガンも彼女に気があるらしく ちょっと気になっている。
ある日、セザールのパパが不審な旅行に出かけた。
てっきりパパが悪い事をして 刑務所に入られらたと思い込んだセザ−ルは 学校中の同情を買い、一躍有名になる。
しかし 実はパパは出張で外出しただけで 大人からも友達からも顰蹙を買ってしまった。
そんな中でも 親友のモルガンとサラは変わらず優しく接してくれた。
それから間もなくして モルガンが本当の父親を探しにロンドンに行くと言う。
英語の話せるサラも一緒に行く事になり セザールはパパのキャッシュカードでこっそりお金を引き出し 子供たち3人だけで週末のロンドンへ、モルガンの父親探しの旅に出た・・。


主人公の少年セザールの初恋や友情をユーモアたっぷりに描いていて、また彼自身のモノローグで綴る楽しいお話♪
10歳半の男の子の毎日を 彼の視線を通して観ることが これほど楽しいとは思いませんでした。

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9000マイルの約束 9000マイルの約束
ベルンハルト・ベターマン、ミハエル・メンドル 他 (2006/04/28)
ショウゲート
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監督:ハーディ・マーティンス 
原作:ヨゼフ・マーティン・バウアー
脚本:ハーディ・マーティンス
撮影:パーヴェル・レーベシェフ 
音楽:エドゥアルド・アルテミエフ 
 
出演:ベルンハルト・ベターマン 
   ミハエル・メンドル 
   アナトリー・コテニョフ 
   ハンス・ペーター・ハルヴァクス 
   イリス・ベーム

第2次大戦後、戦犯としてシベリアの強制収容所へ送還されたドイツ兵士クレメンス・フォレル。
飢えや寒さや過酷な労働で 次々と仲間の兵士が倒れていく中 ドイツを出る間際に愛する妻や娘と交わした「必ず帰る」という約束を果たすために 収容所で働くドイツ人医師の協力を得て脱走する。
彼の行く手には見渡す限りのシベリアの大自然。
そして追手の厳しい追跡をかわしながら 3年以上の歳月を掛けて国境へと向う・・。


凄いです・・・ 
人間の生命力の限界ギリギリを生き抜いた男の物語。
愛する家族の元に帰りたいという一心が 彼を過酷な逃亡の旅に駆り立てたものの その行く手は見渡す限りのシベリアの氷雪原が広がる。
唯一の頼りの磁石も惑わせる魔の地に足を踏み入れたクレメンスは 希望と絶望の幻覚の中で ただただ前に進むことに全てを掛けていたのです。

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コンスタンティン コンスタンティン
キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ 他 (2006/07/21)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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監督:フランシス・ローレンス 
原作:ジェイミー・デラノ 
   ガース・エニス 
脚本:ケヴィン・ブロドビン 
   フランク・カペロ 
撮影:フィリップ・ルースロ 
音楽:ブライアン・タイラー 
クラウス・バデルト
 
出演:キアヌ・リーヴス 
   レイチェル・ワイズ 
   シア・ラブーフ 
   ジャイモン・フンスー 
   マックス・ベイカー 
   プルイット・テイラー・ヴィンス 
   ティルダ・スウィントン 
   ギャヴィン・ロズデイル
   ピーター・ストーメア

長年の喫煙で末期の肺ガンに冒され、余命1年の宣告を受けているコンスタンティン。
幼い頃から特殊能力を持っていたコンスタンティンは その能力で人間界に蔓延る悪魔を払い除け、地獄に送り返していた。
最近、天国と地獄の均衡が崩れ、異常な事態が頻発し、コンスタンテインも得体の知れない恐怖感を持っていた。
そんなある日、ロスの女刑事アンジェラの双子の妹イザベラが自殺した。
イザベルにはコンスタンティン同様の特殊な能力があることを知るアンジェラは イザベラの自殺に不審を抱き、コンスタンティンに接触する。
コンスタンティンは イザベルの手首に刻まれたルシファーの印を知り、この異常事態の謎を探るために動き出す・・。


完全無敵なヒーローでもなく、極悪非道な悪役でもなく、ちょっとやさぐれたエクソシスト?
自分の特殊能力に押しつぶされて自殺を図った過去を持つコンスタンティンは その為に既に地獄行きが決定している。
それを何とか天国に行けるようにと 罪滅ぼしのために悪魔祓いをしたり 天使に頼み込んでみたり・・、かなり自己中なダークヒーローを演じたキアヌ。
今まで何度か悪役を経験している彼ですが いつもその人の好さそうなハンサム顔が邪魔をするのか ぬるくて中途半端な「悪」しか演じられなかったけれど 今回はイイです!!(笑)
マトリックスのネオ同様にスレンダーに絞ったナイスバディから ニコチンエキスをプンプンと匂わせながら 悪魔たちとハードな死闘を繰り広げる彼はなかなかセクシーなエクソシストでした。^^;

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若草の萌えるころ 若草の萌えるころ
ジョアンナ・シムカス、カティーナ・パクシヌー 他 (2005/02/02)
デックスエンタテインメント
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監督:ロベール・アンリコ
原作:リシュエンヌ・アモン
脚本:リシュエンヌ・アモン
   ロベール・アンリコ 
   ピエール・ペルグリ 
撮影:ジャン・ボフェティ 
音楽:フランソワ・ド・ルーベ
 
出演:ジョアンナ・シムカス 
   カティーナ・パクシヌー
   ホセ・マリー・フロタス
   ベルナール・フレッソン 
   ポール・クローシェ
   シュザンヌ・フロン

幼い頃から慕っていたジタ叔母さんが突然倒れてしまった・・・。
主治医のベルナールの指示を受けながら 母と二人で必死の看護をするアニー。
その時の母の昔話で 父はスペイン内戦の闘志だったことや、アニーが2歳の時に消息を絶ったこと、父の姉であるジタ叔母さんは そんなアニーを不憫に思い大切にしてくれたことを話した。
昼は学校、夜はジタ叔母さんの看病という日々が続き、心身のバランスを崩してしまったアニーは一人夜のパリの裏町を彷徨う。
そこでは様々な人々と出会いがあり、また波乱に富んだ様々な経験をする。
そして そこで知り合ったミュージシャンの青年シモンと一緒に かつてジタ叔母さんと暮らした郊外の家を訪ね、昔を懐かしむ・・・。


ロベール・アンリコ監督のお気に入りだったジョアンナ・シムカス。
同監督の作品で J=P・ベルモンドと共演した「オー!」や リノ・ヴァンチュラとアラン・ドロンとの共演だった名作「冒険者」でも 爽やかな色香を添えていたジョアンナ。
今でも私の大好きなフランス人女優の一人です。
彼女は その後シドニー・ポワチエ氏と「失われた男」で共演し、そのまま良きパートナーとなり引退してしまったけれど、短い時間に残した彼女の作品は私の大切な宝物です。

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tamagono-bannninn
監督:ベント・ハーメル 
製作:フィン・イェンドルム
脚本:ベント・ハーメル
撮影:エリック・ポッペ
音楽: レッシュ・カルテット
 
出演:スヴェレ・ハンセン
   ヒエル・ストルモーン
   レーフ・アンドレ 
   ユーニ・ダール・ブロンダル

雪深いノルウェーの森の中の一軒家、そこにはファーとモーという年老いた兄弟が暮らしていた。
しっかり者の兄ファーとその兄に頼りっぱなしの弟モーとの暮らしには たまに配達や掃除の女性が訪れるだけで 二人っきりの生活はごくごく平穏で規則正しいものだった。
そんなある日、遠く離れて暮らしていたファーの息子コンラードと急に同居することになり3人の生活が始まった。
車椅子のコンラードの出現は ファーとモーの生活にも徐々に変化をもたらした・・。


「キッチン・ストーリー」のベント・ハーメル監督の1995年長編デビュー作品だそうです。
「キッチン・ストーリー」で 滑稽さの中に中年から老年に差し掛かった男たちの 無口でほろ苦い友情に心揺さぶられた人も多かったと思いますが こちらもまた老人たちの長年の思いをベント監督流の独特の空気の中でしみじみと語っていて 観終わって時間が経つほどにじんわり沁みてくる作品でした。

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チャーリーとチョコレート工場 特別版 チャーリーとチョコレート工場 特別版
ジョニー・デップ、フレディー・ハイモア 他 (2006/02/03)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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監督:ティム・バートン 
原作:ロアルド・ダール
脚本:ジョン・オーガスト 
撮影:フィリップ・ルースロ 
音楽:ダニー・エルフマン
ナレーション:ジェフリー・ホールダー 
 
出演:ジョニー・デップ 
   フレディ・ハイモア
   ヘレナ・ボナム=カーター
   ノア・テイラー 
   クリストファー・リー 

世界一美味しいチョコレートの工場を経営するウィリー・ウォンカ氏は 何者かに彼のオリジナルレシピを盗まれてしまい、従業員を全員解雇して工場を閉鎖してしまった。
やがて再びウォンカ氏のチョコレート工場は再開されたが その中は秘密のベールに包まれていて 誰も工場の中の様子を知る事は出来なかった。
ある日、ウォンカ氏はゴールデン・チケットが入ったチョコレートを手に入れた子供5人を工場に招待すると発表したから大騒ぎ!
次々とゴールデンチケットをゲットした子供たちが現れる中、最後の一枚をゲットしたのは 貧しい家庭ではあるけれど優しい祖父母や両親に囲まれて育ったチャーリー少年だった。
ついに工場に招待される日がやって来た。
そして子供たちが工場の中で観たものは・・。

ウォンカ氏を演じたジョニー・デップ(loveっ!)はハリウッドNo.1のクール&セクシー&ビューティー・ガイなのに 本当にキワモノ・キャラを変幻自在に演じて見せて ファンの心を楽しく翻弄する俳優なのです。
もちろん、どんなキャラのジョニデだって私の愛は変わりませんけれどね♪
えらくとんでもなメイクで キツーいキャラを演じたって やはりどこかにセクシーな横顔を隠せないジョニデ。
今回の白塗り&ボブカットのウィリー・ウォンカのキャラクターを楽しみながら やはりその瞬間を見逃さない私。
結局はジョニデにばかり注目した作品でした。^^;
と言っても そう難しい内容の作品ではないので もちろんティム・バートンの繰り広げる総天然色の荒唐無稽でブラックな香りもするファンタジーワールドを心ゆくまで楽しむことが出来ました。

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ルパン コレクターズ・エディション (初回限定生産) ルパン コレクターズ・エディション (初回限定生産)
ロマン・デュリス、クリスティン・スコット・トーマス 他 (2006/04/07)
角川エンタテインメント
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監督:ジャン=ポール・サロメ 
原作:モーリス・ルブラン
脚本:ジャン=ポール・サロメ
   ローラン・ヴァショー
撮影:パスカル・リダオ 
音楽:デビー・ワイズマン
 
出演:ロマン・デュリス 
   クリスティン・スコット・トーマス
   パスカル・グレゴリー 
   エヴァ・グリーン 
   ロバン・ルヌーチ 
   マチュー・カリエール 

1884年、怪盗テオフラストを父に持つアルセーヌ・ルパンは 父の命令で 叔母の所有するマリー・アントワネットの首飾りを盗み出す。
しかし、それを持って逃亡した父は、翌日惨殺死体となって発見された。
アルセーヌ母子は、叔父夫婦の屋敷から追い出されてしまう。
そして月日は流れ、アルセーヌは父と同じ怪盗となって金持ちの宝飾品を華麗なテクニックで盗み出していた。
その後母が死に 昔から相思相愛だった従姉妹で叔父夫婦の娘クラリスと結ばれたが その叔父の屋敷でオルレアン公爵たちの陰謀と秘宝の存在を知る。
そして叔父や狡猾な謎の人物ボーマニャンの手からカリオストロ伯爵夫人を救い出し彼女と恋に落ちるが 秘宝をめぐる複雑な事件の裏で暗躍するカリオストロ伯爵夫人の正体を知ったアルセーヌは 本来の金持ちから盗みをする稼業に戻ろうとする。
ところが秘宝の鍵を握る十字架の一つが ルーブル美術館から盗まれ殺人事件が起きた。
再びその秘宝の謎を巡り ボーマニャンやカリオストロ伯爵夫人と対決する日が訪れる・・。


フランス映画祭に出品された作品の中で 3つもの作品に主演していたロマン・デュリス。
この「ルパン」でのロマン君の威風堂々としたアルセーヌ・ルパンぶりを観て その人気と活躍に納得です。
一連のセドリック・クラピッシュ監督作品には欠かせないロマン君ですが そこではまだまだ青々しい彼のチャーミングな笑顔を「可愛いぃ〜」なんてにやにや観ていたのが ついこの前のような気がするのに・・。
「ガッジョ・ディーロ」のロマン君が 一番素に近いんじゃない?なんて勝手に想像していましたが いやいやどうして頼りない笑顔だけが魅力ではなくて すでに風格さえ感じる彼の頼もしい笑顔も中々魅力的でした。

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タッチ・オブ・スパイス DTSスペシャル・エディション タッチ・オブ・スパイス DTSスペシャル・エディション
ジョージ・コラフェイス、タソス・バンディス 他 (2005/09/16)
フルメディア
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監督:タソス・ブルメティス
脚本:タソス・ブルメティス 
撮影:タキス・ゼルヴラコス
 
出演:ジョージ・コラフェイス
   タソス・バンディス 
   マルコス・オッセ 
   バサク・コクルカヤ 
   イエロクリス・ミハイリディス
   レニア・ルイジドゥ


人生は料理と同じ。
大切なのは“スパイスのさじ加減”
それを教えてくれたのは、大好きなおじいちゃんだった。
1960年代、トルコのイスタンブールでスパイス店を営むおじいさんの家で暖かい家族、大好きな友達に囲まれ育った少年ファニスは、屋根裏部屋でおじいさんからスパイスの効用、天文学の話を聞き引き込まれていく。
そんなある日、戦争の煽りでギリシャ人強制退去の命を受け、「後で追いかける」と言うおじいさんを残し一家はアテネへ移住。
しかし、おじいさんと会えぬまま時は過ぎ、ファニスは料理の上手な子供から青年へ、そして天文学者へと成長していく。
やがていよいよ おじいさんから移住の連絡が。
しかし、料理をし、皆で到着を待つ席で電話のベルが鳴った・・・。(公式サイトより)


冒頭、オッパイ(母乳)を嫌がる赤ちゃんに 何やらお砂糖のようなものを乳房にパラパラっと振り掛け その甘み?で赤ちゃんを誘い、母乳を吸わせようとするシーンが映し出されます。
スクリーンいっぱいに 綺麗なオッパイと無邪気な赤ちゃんの顔!!^^;
これから始まる物語の温もりや優しさ、そしてスパイスが味覚や臭覚に様々な刺激を与え それが人の思考や感性に与える影響の大きさを予感させるシーン。
さらに その後宇宙空間に浮かぶ赤いパラソルの映像へと移行し まさにファニスのおじいちゃんの天文学と料理の薀蓄、名言へと導かれるイントロのようです。

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インファナル・アフェア インファナル・アフェア
アンディ・ラウ、トニー・レオン 他 (2006/07/19)
ポニーキャニオン
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監督:アンドリュー・ラウ / アラン・マック
脚本:アラン・マック / フェリックス・チョン
撮影:アンドリュー・ラウ / ライ・イウファイ

出演:アンディ・ラウ
    トニー・レオン
    アンソニー・ウォン
    エリック・ツァン
    ケリー・チャン
    サミー・チェン
    エディソン・チャン
    ショーン・ユー


マフィアのボスに 警察にスパイとして潜入することを命じられた青年ラウ。
一方、上司から マフィアにスパイとして潜入捜査を命じられたヤン。
10年後、それぞれの場所で地位を固めた二人に 大きな麻薬取引の時が訪れた。
しかし、警察もマフィアも 共に情報が漏れている事に気付き ヤンとラウは それぞれにスパイを探し出すように命じられる。
やがて思いもよらぬ事態が二人の距離を近づけ 予期せぬ対決の時がやってくる。

カッコイイ!!
男のドラマのカッコよさって まさにこういう映画の事を言うのだろうと思います。
さすがに香港映画に疎い私でも この映画のカッコよさには反応出来ました!
と言うより脚本が良く練れていて 練れ過ぎて解り難い部分も私にはあったけれど どこの国の作品だったとしても きっと成功していると思えるのです。
ハリウッドがリメイク「ディパーテッド」も良かったしね。

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ディパーテッド (期間限定版) ディパーテッド (期間限定版)
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン 他 (2007/06/08)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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オリジナルの「インファナル・アフェア」と同じく、警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官、この2人をめぐる様々な人物を巻き込んだ皮肉な運命を描いた作品。

やはり見所は レオ様演じる警官が身分の補償もなく命懸けでマフィアに潜入捜査に入り、やがて精神を病んでしまう・・という演出。

彼の孤独と悲哀に満ちた表情は秀逸ですね。
オリジナルのトニー・レオンの哀愁を漂わせた演技同様、彼の孤独と哀しみを滲ませた演技は素晴らしかったです。

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恋愛適齢期恋愛適齢期
(2005/11/18)
ジャック・ニコルソン

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監督:ナンシー・マイヤーズ 
脚本:ナンシー・マイヤーズ 
撮影:ミヒャエル・バルハウス 
編集:ジョー・ハットシング 
音楽:ハンス・ジマー
 
出演:ジャック・ニコルソン 
   ダイアン・キートン
   キアヌ・リーヴス 
   フランシス・マクドーマンド 
   アマンダ・ピート
   ジョン・ファヴロー
   ポール・マイケル・グレイザー 
   レイチェル・ティコティン



20代の女性ばかりと付き合っている中年、いや初老の男ハリーは63歳。
若い恋人と 彼女の別荘で二人だけの熱いバケーションを楽しもうとしていたところ ハリーは突然心臓発作で倒れてしまった。
そして ひょんなことから そこで彼女の母親でバツイチの劇作家エリカが現れ 彼女に看病されることになった。
互いに反撥しあいながら いつしか惹かれ合う二人。
エリカを慕う若い医師との三角関係は・・・?


エリカを演じたダイアン・キートンの美しさには感動と勇気を与えられた気がします。
もちろん54歳という年齢なりの老いはあります。
しかし 自分自身が美しく輝いていたいという前向きな気持ちが 彼女の皺1本1本に その年齢に見合った品の良い美しさを滲ませています。

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Captives.gif

CAPTIVES / ティム・ロス、ジュリア・オーモンド 他
監督:アンジェラ・ホープ
脚本:フランク・ディージー
撮影:レミ・アドファラシン
音楽:コリン・タウンズ
美術:スチュワート・ウォーカー
出演:ティム・ロス、ジュリア・オーモンド、キース・アレン、
   シオバン・レッドモンド、ピーター・キャパルディ


夫の不倫で深く傷ついた歯科医のレイチェルと 不倫の妻を殺害して投獄されているフィリップの 心身ともにハードな愛の物語・・。 

ティム・ロスのファンには フェロモンがムンムンとした素敵な彼を堪能できる作品ですね〜。