![]() | プリンセス・アンド・ウォリアー フランカ・ポテンテ.ベンノ・フユルマン.ヨアヒム・クロール.ラース・ロドルフ.ルドガー・ピストール (2007/09/07) 角川エンタテインメント この商品の詳細を見る |
監督:トム・ティクヴァ
脚本:トム・ティクヴァ
撮影:フランク・グリーベ
音楽:ラインホルト・ハイル
出演:フランカ・ポテンテ
ベンノ・フユルマン
ヨアヒム・クロール
ラルス・ルドルフ
メルキオール・ベスロン
ルドガー・ピストール
ジョニー・クリメック
交通事故に遭った看護士シシーは、呼吸が出来ず瀕死の状態だった。
その時、強盗事件を起こし逃走中だったボドに命を助けられる。
その後、シシーは病院に運ばれポドは姿を消した。
シシーにとってポドは運命の男性だったのか・・。
それを確かめる為、彼女はボドを探し求め、再会を果たす。
だがポドはシシーを激しく拒む。
彼は兄と二人で銀行強盗を計画中だった。
そしてまたしても偶然に 彼女は彼らの銀行強盗に巻き込まれ、ポドと共に逃走することになる・・。
「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」、そして「パフューム ─ある人殺しの物語」のトム・ティクバ監督作品。
「パフューム ─ある人殺しの物語」はまだ観ていないのですが 私にとって彼の作品で一番印象的なのは「ヘヴン」です。
これはキェシロフスキの遺稿をトム・ティクヴァが中心となり完成させた見事な作品。
静寂な画面の中、主人公の男女の純粋で深い愛の形が語られ、特に後半の美しいイタリア・トスカーナ地方で繰り広げられる二人の逃避行は崇高な緊張感が溢れる演出で、激しく心を打たれたものでした。
そして、今回「プリンセス・アンド・ウォリアー」を鑑賞してみて トム・ティクヴァ監督の「ヘヴン」の原点がここにある・・と感じたのです。
![]() | マリアの恋人 ナスターシャ・キンスキー、ジョン・サベージ 他 (2002/12/20) キング この商品の詳細を見る |
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
脚本:ジェラール・ブラッシュ
アンドレイ・コンチャロフスキー
ポール・ジンデル
撮影:ファン・ルイス・アンシア
音楽:ゲイリー・S・リマル
出演:ナスターシャ・キンスキー
ジョン・サヴェージ
ロバート・ミッチャム
キース・キャラダイン
ヴィンセント・スパーノ
バッド・コート
カレン・ヤング
第二次大戦後、帰還兵のイヴァンは 幼い頃からあずーっと思いを寄せていたマリアと再会、そして結婚・・。
しかし、辛い捕虜生活の中でさえも忘れる事のなかったマリアを いざ結婚してみると抱く事が出来ない。
そんな彼を優しく気遣うマリアだったが イヴァンが別の女性と会っている事を知り、深く傷付く。
一方イヴァンもマリアの気遣いが重荷となり ついに町を出て行ってしまう。
イヴァンが去った後、その淋しさを埋めるようにギター弾きのクラレンスと一夜を共にしたマリアは妊娠した。
数ヵ月後、イヴァンの居場所を探し当てたマリアは大きなお腹を抱え、イヴァンと再会するが 冷たく追い返される。
ある日、酒場で偶然クラレンスと再会したイヴァンは 何も知らない彼の口からマリアの話を聞き、突然殴り倒す。
やがて男の子を出産したマリア、その知らせを持って父親がイヴァンを迎えに来た。
そして マリアのもとに帰る決意をしたイヴァンだった・・。
う〜む、2005年7月現在で all cinemaの解説は ちょっと違うような気がします。
『不能の夫を愛しながらも青年のたくましさに惹かれ官能の誘惑に苦悩する人妻・・。』、こんな話じゃないと思うなァ。。。(ー'`ー;)

ポーリーヌ / ドラ・ファン・デル・フルーン、アン・ペーデルセン 他
監督:リーフェン・デブローワー
脚本:リーフェン・デブローワー
ジャック・ブーン
撮影:ミシェル・ファン・ラール
音楽:フレデリック・ドゥヴレーズ
フレデリック・デフレーセ
出演:ドラ・ファン・デル・フルーン
アン・ペーテルセン
ローズマリー・ベルグマンス
ジュリアンヌ・デ・ブロイン
イドヴィグ・ステファーヌ
ベルギー小さな村ロクリスティに住む知的障害を持つポーリーヌは66才。
自分の靴の紐さえも結べないポーリーヌは 優しい姉マルタの献身的な世話を受けながら 大好きな花に囲まれて暮らしていた。
そんなポーリーヌが大好きで憧れている人は 素敵な洋装店を営みながら、地元でオペラ歌手として活躍する妹のポーレット。
マルタに止められているけれど 時々ポーレットのお店に行き、彼女を困らせるポーリーヌ。
そんなある日、マルタが突然死んでしまった。
マルタの残した遺言により、ポーレットともう一人の妹セシールは しぶしぶポーリーヌを引き取ることになった。
まずはポーレットのもとで暮らすことになったポーリーヌは 大好きな妹ととの生活に大喜び。
しかし天真爛漫なポーリーヌに生活のリズムを乱され、ついには大切なオペラの舞台まで台無しにされたポーレットは 強引にセシールにポーリーヌを預けた。
しかし、そこには理解の無いセシールの恋人が居て ポーリーヌは黙ってポーレットのもとに戻ってしまう。
仕方なく施設にポーリーヌを預け、海辺のリゾート地に引っ越したポーレットだったが・・。
色とりどりの美しい花々が溢れる映像の中で、知的障害者ポーリーヌが巻き起こす騒動を温かくユーモラスに描き、その中に介護の在り方、老後をどう生きるのか・・というテーマを考えさせられる作品でした。
![]() | 草の上の月 レニー・ゼルウィガー、ビンセント・ドノフリオ 他 (2005/07/22) ケイエスエス この商品の詳細を見る |
監督:ダン・アイアランド
脚本:マイケル・スコット・マイヤーズ
撮影:クラウディオ・ローシャ
音楽:グレゴリー・カスカント
ハンス・ジマー
出演:ヴィンセント・ドノフリオ
レニー・ゼルウィガー
アン・ウェッジワース
ハーヴ・プレスネル
ベンジャミン・モートン
マイケル・コーベット
1933年、テキサス州の田舎町ブラウンウッド。
小説家になることを夢見る女性教師ノーヴェリンは 冒険作家のロバート・E・ハワードと知り合い、彼の才能溢れる想像力の虜になる。
やがて二人は愛し合うようになるが 病身の母親に対するハワードの思いの深さや 世間を過度に拒む彼の姿に 少しずつすれ違いを感じるようになったノーヴェリンは 彼の元を去る。
数年後、母親の死が近付いたボブが自殺したという知らせがノーヴェリンの元に届く・・。
ハワードという作家を愛したノーヴェリン・プライスが、教職を全うした後、76歳の時に出版した自伝の映画化だそうです。
![]() | 猟人日記 ユアン・マクレガー、ティルダ・スウィントン 他 (2007/06/01) ギャガ・コミュニケーションズ この商品の詳細を見る |
監督:デヴィッド・マッケンジー
原作:アレグザンダー・トロッキ
『ヤング・アダム』(河出書房新社刊)
脚本:デヴィッド・マッケンジー
撮影:ジャイルズ・ナットジェンズ
音楽:デヴィッド・バーン
出演:ユアン・マクレガー
ティルダ・スウィントン
ピーター・ミュラン
エミリー・モーティマー
ジャック・マケルホーン
テレーズ・ブラッドリー
【ネタバレします、ご注意下さい。】
1940年代の終わり。
グラスゴーのクライド川を行き来し、沿岸の街にさまざまな荷を届ける一隻の平底荷船。
作家志望のジョーは 今はその船上で雑役人として働いている。
船では レズリーと妻のエラ、息子のジムが暮らしており、ジョーもそこで居候をしている。
ある日、ジョーとレズリーは女性の水死体を発見し、警察に引き渡した。
その日を境に ジョーとエラはレズリーの目を盗んで不倫の関係になる。
そして 次々と女性を誘惑するジョー。
やがて水死体の女性を殺した容疑で 彼女の愛人だった配管工が逮捕されたが・・。
水死体の女性を引き上げた時から ジョーの心の奥底で何かが変わったのか・・、それは原題の「YOUNG ADAM」というタイトルの中に そのメッセージが潜んでいるようです。
エラとの不倫と平行して 徐々に明かされていくジョーと水死体の女性の関係。
一人の魅惑的な男、しかし目標を見定め切れないジョーの厭世的な倦怠感に翻弄される女たちへの無慈悲さが この映画の画面を覆うほの暗さに冷たい空気の淀みをも滲ませています。
![]() | BALLERINA マリインスキー・バレエのミューズたち スヴェトラーナ・ザハロワ、ユリアナ・ロパートキナ 他 (2007/10/24) TDKコア この商品の詳細を見る |
10月24日のDVD発売記念で 11月の3日〜16日まで渋谷のユーロスペースで公開されていた作品です。
この作品の中で ジェジェとダニエル・ダリューがマリインスキー劇場でバレエを鑑賞している映像がアップで映っているそうです。
素晴らしいバレエダンサーたちに「ブラボー!」と叫んでいる可愛い?(素敵な)ジェジェが数秒ですが観られるのですが、そのためにDVDを買うのは ちょっと勇気がいるかなぁ・・(^^;)

バレエ好きな方なら文句なしにDVD購入ですね〜。
今後、この映画の地方上映の可能性もあるようです。
公式サイト
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして、先日ご紹介した「ピエールとオオカミ」のCDが届きました!
以前にも発売されているCDですが 今回の新版は、絵本に録音しているジェジェの写真が5枚挿入されています。
プラス日本語訳付き・・という至れり尽くせりのCD。
ジェジェの熱の入った録音風景を少しだけアップしておきます。


内容の充実度を考えると かなりお買い得のCDです。
もう一度取り扱いshopを記載しておきます。KANIBASE.COM
まだ在庫があるようですね。
![]() | バベル スタンダードエディション ブラッド・ピッド.ケイト・ブランシェット.ガエル・ガルシア・ベルナル.役所広司.菊地凛子.二階堂智.アドリアナ・バラッサ (2007/11/02) ギャガ・コミュニケーションズ この商品の詳細を見る |
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
?
出演:ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット
ガエル・ガルシア・ベルナル
役所広司
菊地凛子
二階堂智
アドリアナ・バラーザ
エル・ファニング
ネイサン・ギャンブル
ブブケ・アイト・エル・カイド
サイード・タルカーニ
ムスタファ・ラシディ
アブデルカデール・バラ
モロッコ。
父親から山羊飼いの仕事用にライフルを与えられた二人の幼い兄弟。
弟が遊びで撃った銃弾が 失いかけた絆を取り戻す旅の途中だったアメリカ人夫妻の乗ったバスを直撃し、妻は瀕死の重傷を負った。
アメリカ。
夫妻の留守宅では メキシコ人女性の乳母が残された子供の面倒をみていたが この事件で息子の結婚式に帰郷することが出来なくなり、仕方なく二人の子供を連れてメキシコに戻る。
日本。
母の自殺以来、聾唖者の高校生チエコは孤独と絶望の中で不安定な精神状態で日々を送っていた。
父親のヤスジローとの関係も どこかで心がすれ違っているようで彼女の孤独感は募るばかり。
ある日、モロッコで起きた事件で使用されたライフルがヤスジローのものだったことが判明した・・。
同じくイニャリトゥ監督の「アモーレス・ペロス」の感動が蘇ってくる作品です。
一丁のライフル、そしてそのライフルから発射された1発の銃弾が モロッコで、アメリカとメキシコで、そして日本で、様々な文化の中で生きる人々の絶望を生み出す・・。
観ているこちらまで 画面の中の閉塞感が伝わってきて息苦しくなるような展開です。
ただ、最後にこのドラマの時系軸がはっきりした頃、爪の先の僅かな灯かりのように ささやかな希望の光が見えた事に安堵しました。

久しぶりにジェラール・フィリップのプチ映画祭です。
先月セテラインターナショナルさんから お知らせが来ました。
年明けなので まだちょっと先ですが 我が家からはそう遠くないところなので出掛けてみようかと楽しみにしています。
以下詳細をアップします。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
劇場 : 東京芸術センター 2F シネマブルースタジオ
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1
・JR北千住駅西口より徒歩約7分
・東京メトロ北千住駅1番出口より徒歩約5分
お問い合わせTEL : 03-5354-4388
上映作品 : 花咲ける騎士道
2008年1月3日(木)〜15日(火)
13:00/16:00/19:00
夜ごとの美女
2008年1月30日(水)〜2月12日(火)
13:00/16:00/19:00
*詳細が変更になる場合もありますので 劇場にお問い合わせの上 お出かけ下さい。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
![]() | 善き人のためのソナタ スタンダード・エディション ウルリッヒ・ミューエ、セバスチャン・コッホ 他 (2007/08/03) アルバトロス この商品の詳細を見る |
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
音楽:ガブリエル・ヤレド
ステファン・ムーシャ
出演:ウルリッヒ・ミューエ
マルティナ・ゲデック
セバスチャン・コッホ
ウルリッヒ・トゥクール
トマス・ティーマ
ハンス=ウーヴェ・バウアー
フォルカー・クライネル
マティアス・ブレンナー
1984年、東西冷戦下にあった東ベルリン。
国家保安省シュタージの職員ヴィスラー大尉は 反体制疑惑を持たれている劇作家のドライマンと彼の恋人の舞台女優クリスタの監視を命じられる。
早速ドライマンのアパートに盗聴器をしかけ、ヴィスラーは24時間体制で彼らの日常を盗聴し監視し続ける。
やがてドライマンたちが語り合う芸術論や 彼とクリスタとの愛ある生活を知るうちに ヴィスラーの心境に変化が生まれる。
そしてドライマンの奏でる『善き人のためのソナタ』を聴いた瞬間、ヴィスラーの心は激しく動揺するのだった・・。
東西冷戦下の東ベルリン。
思想も言動も人間の尊厳そのものまでが圧政下の中で封じ込められるような日常。
それでも人が人としてあり続ける限り、抑えることの出来ないあらゆる感情が波動となり そしてまた次の感動と変化を生む・・。
この背景の中で 一人の男が思いも寄らず魂を揺さぶられ、結果胸を張って本来の自分を取り戻していく姿を感動的に描いた作品でした。
![]() | 華麗なる恋の舞台で デラックス版 アネット・ベニング;ジェレミー・アイアンズ;マイケル・ガンボン;ブルース・グリーンウッド (2007/08/24) GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(D) この商品の詳細を見る |
監督:イシュトヴァン・サボー
原作:サマセット・モーム 『劇場』
脚本:ロナルド・ハーウッド
撮影:ラホス・コルタイ
音楽:マイケル・ダナ
音楽スーパーバイザー:リズ・ギャラチャー
出演:アネット・ベニング
ジェレミー・アイアンズ
マイケル・ガンボン
ブルース・グリーンウッド
ミリアム・マーゴリーズ
ジュリエット・スティーヴンソン
ショーン・エヴァンス
1938年のロンドン。
舞台女優として人気を博すジュリアは 息子も成長し 彼女の舞台を支える興行主の夫マイケルもいて 表面上は幸せに見えていた。
しかし毎日の舞台に疲れ、リフレッシュが必要だと夫に訴えていた矢先、夫の紹介で知り合ったアメリカの若い青年と恋に落ちてしまった。
そんな二人の甘い蜜月も峠を過ぎた頃、やり手の新人女優エヴィが現れ、トムの心を奪い去った挙句、興行主の夫マイケルにも取り入ってジュリア主演の舞台に抜擢されることになった・・。
この作品の直前に やはり年下の男の子との不倫を描いた「あるスキャンダルの覚え書き」を観たばかりだったのですが あちらがドロドロなら こちらはスカっと切れ味の良いビールを飲んだ後のような爽快な気分とでも言いましょうかぁ・・。
途中でトムに背中を向けられ、意気消沈のジュリアがラストにやってのける快挙(?)に 観客の中年女性たちは拍手喝さいを送ること間違い無しです!(笑)
![]() | あるスキャンダルの覚え書き ジュディ・デンチ (2007/11/02) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
監督:リチャード・エアー
原作:ゾーイ・ヘラー
『あるスキャンダルについての覚え書き』
(ランダムハウス講談社)
脚本:パトリック・マーバー
撮影:クリス・メンゲス
音楽:フィリップ・グラス
出演:ジュディ・デンチ
ケイト・ブランシェット
ビル・ナイ
アンドリュー・シンプソン
ロンドン郊外の中等学校で歴史を教えるベテラン教師バーバラは新任の美しい美術教師シーバに興味を抱く。
厳格で同僚や教え子からも疎まれ、家族もなく、愛猫との孤独な生活を送るバーバラは その日からシーバを鋭く観察し、彼女に上手く近付き、その様子を日記に綴った。
そしてある日、シーバと教え子との秘密を知ったバーバラは それを利用しシーバに対して優位な立場に立とうとする・・。
久しぶりに「おぞましい・・」という言葉が思わず口をついて出てしまった作品です。
バーバラを演じたジュディ・デンチ様の真に迫った怪演とでも言いましょうか、本当に怖いよ〜〜(笑)
彼女が今まで生きてきた人生って いったい何だったのでしょうねぇ?
そこには友情を育む時間も機会も十二分にあったはずですし、良い意味での自身の成長もあったはず。
なのに 自分の生来のスタンスを変えることも出来ず、友情と言うよりは支配に近い人間関係しか築くことの出来なかった彼女。
歪んでます・・。
そして哀れ過ぎます・・。
ラストシーンも含めて、バーバラだけでなくシーバにも同様の哀しみを観た気がします。
![]() | 赤いアモーレ (2005/06/03) ペネロペ・クルス 商品詳細を見る |
監督:セルジオ・カステリット
原作:マルガレート・マッツァンティーニ
『動かないで』(草思社)
脚本:セルジオ・カステリット
マルガレート・マッツァンティーニ
撮影:ジャンフィリッポ・コルティチェッリ
音楽:ルシオ・ゴドイ
出演:ペネロペ・クルス
セルジオ・カステリット
クラウディア・ジェリーニ
アンジェラ・フィノチアーノ
マルコ・ジャリーニ
ピエトロ・デ・シ
エレナ・ペリーノ
【ネタバレしています。ご注意下さい。】
外科医ティモーテオは 今、最愛の娘を交通事故で失うかもしれない危機に見舞われている。
そんな彼の目に浮かんだのは・・、かつて彼が愛した女イタリアの幻だった・・。
15年前、裕福な家庭と才色兼備の妻と 何不自由の無い生活の中で どこか自分の居場所を見出せず、孤独を感じていたティモーテオは ある日、ふとしたことで知り合った貧しく惨めな暮らしをしていた女イタリアと出逢い、強引に関係を結んでしまった。
行きずりの女だったはずのイタリアが忘れられず、逢瀬を重ねるティモーテオとイタリア。
彼は自分の全てを受け入れてくれるイタリアに 生まれて初めて心の安らぎを覚えたのだった。
しかし、そんな二人の幸せは長くは続かなかった・・。
そして今、ティモーテオはイタリアの幻に祈っている、最愛の娘の命を救って欲しいと・・。(公式サイトより抜粋)
赦しの心を描いた作品だと思います。
イタリアという女の存在が ティモーテオにとってはまさに聖母マリアのような懐の深さを感じ、安堵を与えるものだったということ。
そして 見た目には貧しく教養もなく惨めな女として描かれたイタリアが ティモーテオの居る物質的に満たされた環境とは対極にあって 人間の業の部分で 最もインパクトのある負の正義を感じさせる存在なのかなぁ〜とも思えるのです。
そんな設定に 作者のメッセージとしてキリスト教の宗教観を強く感じる作品でもあります。
![]() | 恋人たち ジャンヌ・モロー、ジャン・マルク・ボリー 他 (2006/06/24) 紀伊國屋書店 この商品の詳細を見る |
監督:ルイ・マル
脚本:ルイ・マル
ルイ・ド・ヴィルモラン
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:ヨハネス・ブラームス
出演:ジャンヌ・モロー
アラン・キュニー
ジャン=マルク・ボリー
ホセ・ルイス・デ・ヴィラロンガ
裕福な家庭の主婦ジャンヌは夫にも愛人にも 何となく不満を抱いている。
そんな彼女が ふとした事で知り合った考古学者のベルナールと 自宅で一夜を共にする・・。
![]() | 天井桟敷の人々 アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー 他 (2002/09/26) パイオニアLDC この商品の詳細を見る |
監督:マルセル・カルネ
脚本:ジャック・プレヴェール
撮影:ロジェ・ユベール
マルク・フォサール
音楽:モーリス・ティリエ
ジョセフ・コズマ
出演:アルレッティ
ジャン=ルイ・バロー
マリア・カザレス
マルセル・エラン
ピエール・ブラッスール
ルイ・サルー
ジャヌ・マルカン
シモーヌ・シニョレ
ジャン・カルメ
1840年、パリの大通り、盛り場、舞台小屋、大道芸人 様々の人間の欲望が渦巻く賑やかな下町。
その中で演劇青年バチストが 踊り子のガランスに恋をし、彼女もバチストのひたむきさに心打たれ 彼を愛した。
しかし、彼女には多くのツワモノの崇拝者がいる。
5年後 別々の人と結ばれた二人は再会する。
そして一夜を共にした二人。
しかし バチストの妻や子供を思い ガランスはカーニバルの中に消えて行く。
そこには 彼女の名を叫ぶバチストの姿が・・・

エヴァの匂い / ジャンヌ・モロー、スタンリー・ベイカー 他
監督:ジョセフ・ロージー
原作:ジェームズ・ハドリー・チェイス
脚本:ヒューゴ・バトラー
撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
音楽:ミシェル・ルグラン
音楽:カルロ・サヴィーナ
出演:ジャンヌ・モロー
スタンリー・ベイカー
ヴィルナ・リージ
リザ・ガストーニ
兄の遺作の小説を自分のものとして発表し 成功を収めた元炭鉱夫の作家ティヴィアン。
美しい恋人フランチェスカとの結婚も間近に控えたある日、ベニスの社交界の花形であるエヴァという女と知り合い、その魅力にとり付かれた。
ティヴィアンの心変わりを知り フランチェスカは失意の余り自殺する。
作家としても地位も 真実の愛も失ったティヴィアンを見詰めるエヴァの視線は冷たかった。
フィルム・ノワールの傑作と言われるこの作品。
確かにジャンヌ・モローの全てから醸し出される気だるさには彼女独特の世界があって、それそのものがフィルム・ノワールと言い換えてもよいのかもしれませんね。
ただ、本当に気だるい・・。(苦笑)
彼女に翻弄されるティヴィアン、そして私。
女心は複雑・・、私にも分らないほど複雑、確か私も女だったはずですが・・?(^^;)
![]() | ブッシュ・ド・ノエル サビーヌ・アゼマ、エマニュエル・ベアール 他 (2004/11/10) IMAGICA この商品の詳細を見る |
監督:ダニエル・トンプソン
脚本:ダニエル・トンプソン
クリストフ・トンプソン
撮影:ロベール・フレース
ジャン・アルノワ
音楽: シェル・ルグラン
出演:サビーヌ・アゼマ
エマニュエル・ベアール
シャルロット・ゲンズブール
クロード・リッシュ
フランソワーズ・ファビアン
クリストフ・トンプソン
ジャン=ピエール・ダルッサン
【ネタバレしています。ご注意ください。】
クリスマスを控えたある日、母親の再婚相手の告別式に集まった3姉妹。
愛する人を失い悲しみに暮れる母親を気に掛けながら それぞれ3人は悩みを抱えている。
体の弱い父親と同居している長女ルーバは 長年付き合っている不倫相手の子供を妊娠したが それを相手に言えずにいる。
一見幸せな結婚生活を送っているようにみえる次女ソニアも 夫の浮気の気配を感じている。
仕事人間の三女ミラは 恋愛にも奥手で恋人も居ない。
そんな中、父親が離れに一人の心優しい青年を住まわせた。
3姉妹が個性的でとても美しいです。
全てがそうだとは言えないかもしれなませんが かなり典型的な描き方が施されている3姉妹のポジションニングが 違和感無く受け入れることが出来ます。
![]() | ル・ディヴォース/パリに恋して (ベストヒット・セレクション) ケイト・ハドソン (2007/11/21) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
監督:ジェームズ・アイヴォリー
原作:ダイアン・ジョンソン
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
ジェームズ・アイヴォリー
撮影:ピエール・ロム
音楽:リチャード・ロビンズ
出演:ケイト・ハドソン
ナオミ・ワッツ
ジャン=マルク・バール
レスリー・キャロン
ストッカード・チャニング
グレン・クローズ
ロマン・デュリス
スティーヴン・フライ
ティエリー・レルミット
マシュー・モディーン
メルヴィル・プポー
【ネタバレしています】
フランス人男性と結婚してパリに住む姉ロクサーヌを尋ねたイザベル。
しかしロクサームの夫シャルルは 妊娠中のロクサーヌと幼い娘を残し 愛人のもとに行ってしまった。
ロクサーヌを心配してパリに残ったイザベルは バイト先で恋人も得て パリでの生活を楽しんでいた。
シャルルの実家とロクサーヌの両親とも巻き込んで 二人の離婚問題は大いに揉めたが そんな中で こともあろうにイザベルはシャルルの叔父エドガルと愛人関係になってしまう・・・
軽いラブコメディになっても良さそうな作品なのに 監督がジェームズ・アイヴォリーだと 湿った空気が重く被さってくるような 何となく気分も沈み込んでしまいそうな不思議な作品でした。

監督:オリヴィエ・ダアン
脚本:オリヴィエ・ダアン
イザベル・ソベルマン
撮影:永田鉄男
音楽:クリストファー・ガニング
出演:マリオン・コティヤール
シルヴィー・テステュー
パスカル・グレゴリー
エマニュエル・セニエ
ジャン=ポール・ルーヴ
ジェラール・ドパルデュー
クロチルド・クロ
ジャン=ピエール・マルタンス
カトリーヌ・アレグレ
マルク・バルベ
カロリーヌ・シロル
幼かったエディットピアフは、第一次世界大戦の最中、路上で歌って僅かな日銭を稼ぐ母親のもとで暮らしていた。
父親に強引に祖母の娼館に預けられたが、そこでは娼婦たちの愛情をいっぱい受けて幸せな一時期を過ごした。
再び大道芸人の父親に引き取られたが ある日母親譲りの歌声を披露することになったピアフは 拍手喝さいを浴びる。
16歳の頃には自立し、その歌声に魅せられたパリの有名なクラブのオーナーであるルイ・ルブレに認められ、初めて路上から舞台にステージを移し、その才能を開花させていった。
この時、ルイから「La Mome Piaf」(小さな小雀)と名付けられ、そして世界中から愛される歌姫が誕生した。
その後、成功と苦難の中で命をすり減らしながら歌い続けたピアフは数々の名曲を残し、そして去っていった・・。
この映画を観て、すぐにピアフのCDを買い、今も毎日聴いています。
この作品で 彼女の歌に対する想いと それに伴う生き様を観たせいもあり 彼女の歌を聴いているだけで 何故か元気をもらっているような気がしてきます。
自分の才能である「歌う事」に魂を込めて全力を架けることが出来た彼女の人生を羨ましくも思いながら また才能ゆえの苦しみに打ちひしがれる人生に涙を誘われました。
![]() | ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 レイチェル・ロバーツ (2005/01/28) エスピーオー この商品の詳細を見る |
監督:ピーター・ウィアー
原作:ジェーン・リンジー
脚本:クリフ・グリーン
撮影:ラッセル・ボイド
音楽:ブルース・スミートン
出演:レイチェル・ロバーツ
アン・ランバート
ドミニク・ガード
ヘレン・モース
ヴィヴィアン・グレイ
カースティ・チャイルド
【ネタバレしていますので、ご注意下さい。】
1900年のオーストラリア。
厳格な名門女子全寮制学校の女生徒たちは 久しぶりに野外授業のピクニックで岩山に馬車で出かけた。
昼食後、皆かまどろむ中、ミランダをはじめとする4人の少女が 引率の教師の了解を得て岩山に登っていった。
そしてその中の女生徒3人と 後から登った教師1人はそこで忽然と姿を消してしまった。
1週間後、1人の女生徒が救出されたが 彼女はその時の記憶を失っていた。
その事件をきっかけに学校は衰退の一途を辿って行った。
彼女たちが消えてしまった謎は 1世紀経った今も解明されていないそうです。
原作は未読なので分らないのですが この作品は その事件の謎を解明するというよりも その謎を膨らませて 宗教的、いや宇宙的な感覚で 人間の魂の解放を美しい映像でファンタジーとサスペンスの両面から見せているような気がしてなりません。
その意味で 非常に興味深い作品と言えます。


すっかりアップが遅くなってしまいましたが、ジェラール・フィリップの朗読CDの話題です。
先月、BBSでゲストの瑞希さんが、ご紹介下さったジェジェのCD。
以下に、瑞希さんのコメントの部分をご紹介させて頂きます。
このCDは 今までにもCDのみの物と絵本付きの物と2種類出ていましたが、今回の新版は、絵本プラスジェジェの写真が5枚(録音風景の写真で演技に熱が入っているジェジェと頬杖をついて台本を読む横顔等)プラス日本語訳付き(これは日本でつけたものです)という至れり尽くせりな商品です。
子供向きなので比較的ジェジェの朗読も聴き易いですし フランス語がついているのでなんて言っているか文字で追えます。
フランス語を勉強されている方にも良い教材じゃないでしょうか。
こちらのショップさんは「ジェジェの写真は何枚ですか?」と問い合わせたらすぐ返事が来て対応もなかなか良かったです。
決済はカードか銀行振り込みでした。
今見たら品切れ中とのことですがまた入荷するようです。
という事で 私も早速「KANIBASE.COM」にメールして、再入荷の際の購入をリクエストすることが出来ました。
瑞希さんが仰るとおり とても対応の素晴らしいshopです。
瑞希さん、いつも素敵な情報をありがとうございます!! (*_ _)
追伸:お急ぎの方は「ピエールとオオカミ」で検索すると 同じCDを扱っているサイトが数箇所出て来ます。
ただし、画像の有る無しは確認された方が良いかもしれません。

監督:スコット・ヒックス
脚本: キャロル・フックス
オリジナル脚本: サンドラ・ネットルベック
撮影: スチュアート・ドライバーグ
音楽: フィリップ・グラス
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
アーロン・エッカート
アビゲイル・ブレスリン
パトリシア・クラークソン
ボブ・バラバン
人気レストランの料理長のケイトはシェフとして情熱を持って仕事をこなす女性。
ある日、姉の死により姪のゾーイを引き取ることになったが 仕事と姪ゾーイとの板ばさみで キャリアも自信も失いそうになる。
そこへ、ケイトとは対照的なシェフのニックが現れ、彼女の人生に変化が訪れる・・。
数年前に観たドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のハリウッド版リメイクです。
こちらのオリジナル作品、すごく好きでした。
マーサが料理を芸術作品から 愛する人々と共に味わい語らう至福の時間を提供する幸せなレシピだと実感していく過程が ほろ苦さや温もりを交えた見事なタッチで描き出した作品。
料理という日常の作業を通して 改めてその意味を考えさせられた作品でもありました。














