個人教授 <ニュー・プリント・スクイーズ版>個人教授 <ニュー・プリント・スクイーズ版>
(2002/04/17)
ナタリー・ドロン、ルノー・ベルレー 他

商品詳細を見る

監督:ミシェル・ボワロン 
脚本:クロード・ブリュレ 
   アネット・アドマン
   ミシェル・ボワロン 
撮影:ジャン=マルク・リペール 
音楽:フランシス・レイ F
 
出演:ルノー・ヴェルレー
   ナタリー・ドロン 
   ロベール・オッセン

”あなたは ルノ・ベルレー派? レイモンド・ラブロック派? それともレナード・ホワイティング派?”
かつてのイケメンを並べて品定めも悪くないです。
もちろん私はルノ・ベルレー派と 今も昔もそう言い切ってきました。
最近は懐かしさもあって 昔のイケメンは本当に綺麗で品があったと心から思います。
オーガンジーのベールに包んで そっと飾り棚の上に飾っておきたい・・。
少しくらい色褪せた方が 時の香りが染み付いて それも悪くないと思う。
私の中で 少しずつアンティークになっていく 過去のイケメン&名作。
この作品も まさに その香りに包まれたセンチメンタル&リリカルな名作です。
それにしても懐かしくて涙が出そうです。(苦笑)

フランシス・レイの名曲で 尚更胸がキュンキュンしてしまう。

18歳の高校生が 25歳の女性に恋をする。

彼女には 結婚はしていないが40歳のカーレーサーの素敵なパートナーがいる。
 
その彼は 華やかなレーサーとして世界を転々としていて常に周りには素敵な女性の気配がある。

それが彼女を 時々不安にさせる。

そんな時に出逢った 一途な高校生の男の子、おまけにとってもハンサム。

最初は子供扱いだったけれど 彼が徐々に彼女の心の隙間を埋めはじめる・・。

そうなると皮肉なことに レーサーの彼は彼女の心の変化を敏感に感じとり 自分にとって彼女の存在が いかに大切なものだったかと気付く・・。

人の心とは複雑で、時として身勝手なもの。

それを 若い頃の私は レーサーがとても身勝手に思えたし、男の子を愛し始めながら そんなレーサーを受け入れる彼女の気持ちに随分と戸惑いを感じたものです。

更に レーサーに「彼女が愛しているのは君だよ」と言われた高校生が 一瞬顔を輝かせてはみたものの 最終的には身を引いてしまう切ないラスト・シーン。

『そ・そんなぁ〜〜〜』と 当時は泣きたいほど納得出来ないラストでした。(笑)

今回の鑑賞は レーサーの彼の年令を越えてしまった私だけれど 随分と想いが変化している、当たり前だけど(苦笑)

この3人の中で一番冷静に そして賢明な結論を出したのが高校生の彼だったのだと気付きました。

彼女とレーサーが愛し合っている事、その狭間で自分は大人の男になる階段を昇っていたんだと気付いた高校生。

例え、一時の情熱に身を任せて彼女との生活をスタートしても 彼女を幸せに出来るかどうか・・・。
それは高校生の彼には 大いなる不安だったはず。

ジェラール・フィリップの「肉体の悪魔」にも 同じようなシーンがあります。
精一杯 大人の男として背伸びしている足元には やっぱり不安定な少年の心が覗き見える。

いや、それより何より本気で彼女を愛していたから 彼女の幸せを見通す事が出来たのでしょう。

有名なラストシーンは切なくて切なくて 振り返るのが辛くなります、名シーンです!

その後 続編が出来てナタリー・ドロンは引き続き出演していたけれど 比べるべくもない・・です。

 

<< めんどりの肉 | Home | 恐るべき子供たち >>

コメント

ホワイティング派でしたか〜(^^ゞ)

ミカエラさん、こんばんは♪
復帰されて 本当にうれしいなっ!
でも どうぞお体大切になさって下さいネ、本当にくれぐれもね♡
私などでお力になれることが有るのなら、喜んでなんなりと・・です〜!

そうそうTV放送されたんですよね、予約しなきゃ・・と思いながら すっかり忘れていました。涙
タイトルね、分ります、勘違いする人が公開当時も多かったと思いますよ。
あの頃は「青い体験」とか 「個人レッスン」とか 似たようなタイトルの作品がいっぱいあって、アッチ系のものと勘違いするようなものも多かったような気がします。
それにしても タイトルの付け方は今も昔も何とかならんのかー!?と思いますよね、トホ。

フランシス・レイの音楽が とても哀愁を誘う名曲なので ストーリー以上の切なさがアピール出来た作品の一つですね。
当時、フランス映画と言えばフランシス・レイの音楽が欠かせない印象がありましたね。
私がフランス映画にハマった原因の一つには 彼の音楽にあるかもしれません。
学校から帰ると、彼のアルバムをずーっと聴いていた日が懐かしいです(^^;)

>>イマドキの高校生諸君もご覧になったらよろしかろうと思うのですが、イケナイかしら(;゜∀゜)
ナイス・コメント!(笑)
高校生ばかりじゃなくて、うちの息子たちにも見せたいわ〜、絶対に観ないと思いますが(苦笑)
今時のこの年代の男の子、決して全部と申しませんが「オトナの階段を昇った」というより「踏み外した」という人が多過ぎませんか!?
もっと、イイ経験をして イイ男になりなさい〜と うちの息子たちにも言いたいです!(本気)

そうそう、『地獄に堕ちた勇者ども』にもギュンター役のベルレーですが 私は彼には荷が重すぎる役柄だったと感じているのですよ。
ヴィスコンティは もちろんヘルムートが何より一番だったに違いありませんが、ひょっとして旬を過ぎたヘルムートの後にベルレーをと・・期待していたのではないでしょうか??
でもベルレーには ヘルムートのようなド根性は無かったのです。
彼自身、俳優業は余り好きではないようなことを 当時の雑誌のインタビューで答えていた記憶があります。(本気だったかどうかは分りませんが)
なんだか、何事にも余り執着がないような・・、ま、そんなところが好きだったのですが、私。(苦笑)

ドロンの「テキサス」、多分観ています、遠い昔に・・(^^;)
多分、TVの深夜放送か何かで観ていると思うのですが 殆ど内容を覚えていません。
ハリウッド進出したドロンは コテンパでしたから・・。
やはり彼の居場所も、やはりフランスが一番似合っていたということですね。
昔のフランス人俳優でハリウッド成功した人は少ないですね。

リンクは、既に変更してありますので ご確認頂ければと思います。
今後とも、仲良くして下さいネ、どうぞよろしくお願い致します!!(^^ゞ)


ホワイティング派かもです〜(^^)

カポさん、こんにちは♪
大変ご無沙汰しておりました、ミカエラです。

この映画、私も数ヶ月前初めてTV録画で観ました!
タイトルからもっと色っぽ〜い内容を想像していたのですけれど(笑)
文学的な匂いのする、素敵な作品でした。

仰るとおり、ラストが切なくて忘れがたいですよね(;。;)
主人公の青年が最後に身を引くわけですけれど、
その年齢でそのような英断を下せるとは凄いと感心しました。
イマドキの高校生諸君もご覧になったらよろしかろうと思うのですが、イケナイかしら(;゜∀゜)
最後にバイクで走り去る青年の表情が、とても大人びて見えて…
辛い思いをしたものの、ひとつオトナの階段を昇ったということで、
彼にとっては良い経験だったのではないでしょうか。
きっと、次は素敵な恋が出来るに違いないと思いました(^^)
ということで、この恋で一番得をしたのはオリヴィエ君(ベルレー)に違いない(笑)

ベルレーは『地獄に堕ちた勇者ども』にもギュンター役で出ていましたよね。
思慮深い風情であるのに、最後に堕ちてしまうところが哀しくて、
そんなところが残酷さを更に際立たせていたと思います。。。

“アンティークなイケメン”とは名言ですね!
そのアンティークイケメンのアラン・ドロンの映画『テキサス』というのを、
先日観たのですが、カポさんはご覧になったことがありますか?(^^)
なんでも、ドロン初の西部劇だそうで、しかもコメディーなのです。
内容的には、ドロンが出演でなければ、多分観ないようなものなのですが(;^^)、
でも、生き生きと楽しそうに演じている彼がとてもお茶目で魅力的でした♪
どんなお仕事(作品)でも全力投球してるっていう姿勢がかっこいいです。

先日はメールもいただきましてありがとうございました!
ご出産と子育ての大先輩であるカポさんに、励ましのお言葉をいただきまして、
とても心強く、嬉しかったです(^^)
これからも、よろしくお願いいたします。

それから、日頃は拙ブログにリンクしていただいてありがとうございます。
アドレスが変更になりましたので、お手数かけて申し訳ございませんが、
貼り替えをお願いいたしますm(_ _)m
http://la-dolce-vita-mika.blog.so-net.ne.jp/

懐かしいですね・・

瞳さん、こんばんは〜。
この映画で お話出来る方って なかなか居らっしゃらないので 凄くうれしいです!!
懐かしいですよね〜〜。
ベルレーや、ラブロックの作品を映画雑誌で観たり、切り抜いたり・・。
まさに私のおませな青春の思い出です、胸がキュンキュンしますよ〜
ナタリー・ドロンが本当に美しかったし、恋人のロベール・オッセンも渋くて素敵だったけど ルノ・ベルレーの一途さが 今観てみると眩しくて眩しくて。
あのラストはフランシス・レイのサントラと相俟って もう切なさの最高峰ですね。
今、思い出すだけでも涙出ますから〜(苦笑)

>前に読んだ映画についての本の中で、最近の作品は(男優の)美しさそのものを受け入れることをしない作品が多くて悲しい・・
本当にそうですね。
それどころか 美しい男優が自分の美しさを軽んじているというか、自分は美しいだけじゃない・・、演技力で勝負だ!!と思い込んでいるのよね。
もちろんそれも大事だけど、美しいって誰もが持っているものじゃないんだから 2枚目に徹してもいいじゃない〜と思いますよね。
贅沢な悩みですよ、全く!(笑)

私もこの作品はVHSしか持っていないのですよ〜、DVD買っちゃおうかな!
瞳さんも是非再見されてみて下さい。
観る年令で同じ作品も違ってくるものですね、この作品がそれを教えてくれました・・(^^ゞ)
こちらこそ、うれしいコメントをありがとうございました!!感謝です!!

あぁ・・・懐かしい。

カポさ〜ん。
感想読みながら・・涙でそう・・。
あぁ・・なんて懐かしい。
>オーガンジーのベールに包んで そっと飾り棚の上に飾っておきたい・・。
少しくらい色褪せた方が 時の香りが染み付いて それも悪くないと思う
す・・すてき〜!!
今、しっかりと心の中にメモさせていただきましたよ!!
カポさん、素晴らしいです!!そこらの映画評論家の文章など比べることもできないくらい。
うんうん。そうですね〜。前に読んだ映画についての本の中で、最近の作品は(男優の)美しさそのものを受け入れることをしない作品が多くて悲しい・・とおっしゃってた方がいらっしゃいましたよ・・カポさんの文章を読みながら思い出しました。

私も昔観たとき・・ええ!!どうしてーーー!!と悲しく思ったものでしたが。
今見返すと・・どう感じるのか。
あぁ・・見たいわ。

素敵な感想、ありがとうございました。

コメントの投稿

URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 

 BLOG TOP