
馬上の二人
ジェームズ・スチュワート、リチャード・ウィドマーク
監督:ジョン・フォード
原作:ウィル・クック
脚本:フランク・ニュージェント
撮影:チャールズ・ロートン
音楽:ジョージ・ダニング
出演:ジェームズ・スチュワート
リチャード・ウィドマーク
リンダ・クリスタル
シャーリー・ジョーンズ
アンディ・ディヴァイン
ジョン・マッキンタイア
アンナ・リー
ならず者が幅を利かせる西部の町。
そんな中でアウト・ローの雰囲気すら漂わす保安官(ジミー)と 彼の友人で 真面目一筋の騎兵隊隊員(ウィドマーク)が インディアンにさらわれてしまった肉親を捜す人々の依頼を受け、インディアンの村へ出向きます。
そこでは 銃などと交換に すっかりその生活に溶け込んでしまった人質となった白人たちを救出する慣わしがあります。
長年の経験から その交渉に長けた保安官ですが その中で幼い頃にインディアンに攫われ、英語も話せず育った少年は 自分がインディアンだと信じて疑っていません。
そんな彼を、強引に白人の親元に連れ帰ろうとする二人ですが、少年は激しく拒絶します・・。
この作品は ジェームス・スチュワートとリチャード・ウィドマークの2大スター共演の西部劇です。
さる、3/24にリチャード・ウィドマーク氏が享年93歳でお亡くなりになりました。
彼を偲んで、私の大好きな作品「馬上の二人」をアップします。
一風変わった西部劇かもしれません。
熱心な西部劇ファンには余り評価は高くないようです。
この作品は 西部劇に舞台を借りた人間ドラマと言えます。
保安官と騎兵隊隊員の二人が 危険を顧みず、インディアンに誘拐された人々を取り戻しに行く過程で起きる様々な悲劇。
ようやく解放された人質の姿に喜びを見る反面、インディアンの子として育ったために 本当の母親を受け入れられない少年と家族に悲劇が起こってしまいます・・。
また ある女性は ようやく白人の生活に戻っても 誘拐されてインディアンの妻として暮らしていたため、 周囲の人々の冷たい視線に晒されるという悲劇も生まれたり。
このような悲劇的なテーマを扱った部分は とても興味深いものですし、評価される部分でもあります。
キャスティングで言えば、ジミーとウィドマークのセリフの掛け合いがとても楽しくて ジミーのアドリブにウィドマークが かなり本気で笑っているシーンが随所にあるように思えて、ついコチラまでニンマリ。(笑)
ジミー演じる保安官は とても愛すべきキャラで魅力的ですし、ウィドマークと言えば悪役!?
そんな彼が、誠実で正義の人に変身!
おまけに素敵な恋もしています。
そのキャラの落差に快感すら覚える私は、大のウィドマーク・ファンでもあります。
ウィドマークは、悪役と言っても 常にインテリジェンスが香る悪役でした。
オリジナル「死の接吻」での 悪役デビューは衝撃的でした。
どうぞ、安らかに・・(合掌)
(今日の日記にも 彼の追悼記事をアップします。)