ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディションナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション
(2008/04/04)
ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン 他

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監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ファーンリー・フィリップス
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演:ジム・キャリー
   ヴァージニア・マドセン
   ローガン・ラーマン
   ダニー・ヒューストン
   リン・コリンズ
   ローナ・ミトラ
   ミシェル・アーサー


動物管理局に勤めるウォルター・スパロウは、誕生日の2月3日に 妻アガサからプレゼントされた「ナンバー23」という本を読み始めてみると そこには自分ソックリの主人公が「23」という数字に取り付かれ、破滅していく姿が描かれていることに気付く。
やがてウォルター自身も 自分の周囲にも「23」という数字に符合するものが溢れている事に気付き恐怖を覚える・・。


コメディーでもシリアスでも 狂気を熱演するジム・キャリーは嫌いじゃないです。
この作品では 戸惑うどころか「23」に取り付かれて狂っていく主人公を持ち前の演技力で熱演。
ただ、内容が「23」に関してくど過ぎる上に ジムの熱演でオーバーヒート気味。
おまけに内容が説得力に欠けるものだから 軽い疲労感が残るのばかり。
私にとって、今回は特に「強迫観念」を強要されたのに 結果肩透かしを喰らった気分。
99分の上映時間は良いけれど 内容じゃなくて演出の濃さだけが印象に残る作品でした。 

【ネタバレしています!】

この作品では、極普通の男ウォルター・スパロウの日常と 未完成小説「ナンバー23」の主人公で かなりストイックな探偵フィンガリングのハードボイルド風のサスペンス・ストーリーが同時進行していきます。

もちろんジム・キャリーの二役です。

いろんなジム・キャリーが見られて楽しいのですが 結果どこを切ってもジム・キャリーが出てくる金太郎飴みたいな映画だなぁ〜なんて思いながら観ていました。

ウォルターはティーンエイジャーの息子が居る良きパパ&良き夫。
こんな大きな息子の居るウォルター役のジム・キャリーも凄く普通で(笑)、中々素敵です〜!

一方の小説の中のフィンガリングはめちゃめちゃセクシー!? いや、本当にかなりセクシーです。

胸板も厚いし、背中のタトゥも決まっているし、ハードなラブシーンも普段のジム・キャリーからは想像も出来ない位にハンサム!!

で、ストーリー展開は 結論から言うとジョニー・デップの「シークレット・ウィンドウ」と同じ運び。
それが何となく途中から分っちゃうのが悲しい・・。

ただ、多重人格だったジョニー・デップとは違い、こちらではある事情があって、本人が気が付かずに小説の人物に自分を見てしまうという展開だけど、このオチは残念だけど見飽きた感があって、途中で興味を削がれてしまうのです。

それをシューマカー監督は分った上で ミステリーで引っ張りきれない部分を 小説の中のフィンガリングが遭遇するオカルトチックな出来事でカバーした感じがします。
だから 演出の濃さばかりが印象に残ったのかも・・。

それとくどい位の「23」への執着。
あれもこれも そこまでこじつけるか・・と呆れるほど「23」が画面を駆け巡ります。
気が付いたら 私も画面の中の「23」を必死で捜し求めている・・、これってシューマカー監督の術中にしっかりハマっているじゃありませんか〜(^^;)

どんどん小説に取り付かれ、ノイローゼ気味のウォルターは息子まで事件に巻き込む始末。

そして そんな展開の中で段々怪しい動きを見せる妻のアガサ。
彼女の人物像に結構重みがあって、この作品の中では面白いポジションだったかもしれません。

結局、この小説は記憶を失う前のウォルターが自伝的に書いた小説だった訳ですが 彼の両親の不幸な死、恋人を誤って殺してしまった過去などなど かなり悲惨な生い立ちであったこと。

ただ、その小説が未完成であるという前提がラストで生きてくること。

そして 私には余分に思えてしまったラストシーンなんだけど 家族愛がウォルターの心を救い、決して悲劇に終わっていないということ。

その辺りがハッキリすると 「23」でぐちゃぐちゃになった私の頭も どうやら落ち着きましたけど・・(笑)

それにしても 妻アガサはそういう過去のあるウォルターとどう出会い結婚したのか、何故今頃その小説を彼に見せる必要があったのか・・、その辺が謎なんですが、どなたか教えて頂けないでしょうか??(^^;)

こういう妄想系というか、不思議系の中のジム・キャリーだったら 私は「エターナル・サンシャイン」の彼が好きだなぁ・・。
背中を丸めて、自信なさそうな青年の切なくて不思議な恋の物語。

そちらを見直したくなりました・・。

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

 

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