プロヴァンスの贈りもの
(2008/01/11)
ラッセル・クロウ.アルバート・フィニー.フレディ・ハイモア.マリオン・コティヤール.アビー・コーニッシュ

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監督:リドリー・スコット
原作:ピーター・メイル
『プロヴァンスの贈りもの』(河出書房新社刊)
脚本:マーク・クライン
撮影:フィリップ・ル・スール
音楽:マルク・ストライテンフェルト

出演:ラッセル・クロウ
   アルバート・フィニー
   フレディ・ハイモア
   マリオン・コティヤール
   アビー・コーニッシュ
   ディディエ・ブルドン
   トム・ホランダー
   イザベル・カンディエ
   アーチー・パンジャビ


ロンドンの金融界で豪腕トレーダーとして多忙な日々を送るマックス。
ある日、プロヴァンスでワイン造りをしている叔父がなくなり、その遺産相続と同時に売却する手続きの為にプロヴァンスに向った。
そこで少年時代に叔父と共に過ごしたプロヴァンスでの郷愁に満ちた思い出が徐々に蘇り、また地元の美しい女性ファニーとの出逢いがマックスの心に少しずつ変化をもたらしていく・・。


リドリー・スコット&ラッセル・クロウの男臭い映画は ごめんなさい・・、ちょっと苦手です。(汗)
しかし、今回の二人は南仏プロヴァンスを舞台にしたラブコメで楽しませてくれました。 
ラッセルの演技も体型も伸び伸びしているし(^^;)、マリオン・コティヤールはキラキラ輝くように美しいし、ロハスな生活に憧れる私には 南仏の陽差しの中の広大なブドウ畑や屋敷などなど、ちょっぴり優雅な田舎暮らしが羨ましくなるような作品でした。
おまけに劇中劇にジェラール・フィリップの「パルムの僧院」のワンシーンも登場するという嬉しいオマケ付きだったので 思わずDVDを購入してしまいました♪
映画には 時としてストーリーや俳優よりも 作品の舞台となる場所の風景に惹かれる作品がありますが この「プロヴァンスの贈りもの」もその一つです。

ロンドンの金融街と対象的に描きだされる南仏プロヴァンス。

現役の豪腕トレーダーとして活躍するマックスにとって、今のロンドンの生活こそ 自分の才能を発揮出来、遣り甲斐もあり、彼の自己満足を満たす象徴のような街だったのかもしれません。

そんな多忙な日々の中で、すっかりプロヴァンスも叔父の存在も記憶の彼方に置き去った感のあるマックスにとって、叔父の死は彼の人生の分岐点になろうとしていました。

と言っても ロンドンを離れるまでのマックスの頭の中は、さっさと叔父の遺したブドウ畑などの遺産を高値で処分して 一日でも早くロンドンに戻り仕事に復帰することしかありません。

なんちゅー贅沢で身勝手なマックス・・、と やっかみ半分で気分を害する私(笑)

しかし、少年時代に叔父と過ごした思い出の地プロヴァンスに一歩足を踏み入れてみると マックスの心に懐かしい時間が蘇ってきます。

優しくて、ユーモアに溢れた叔父は、生前マックスにワイン造りを継いで欲しいと願っていた事を知ったり、叔父の隠し子騒動、そして運命の女性ファニーとの出逢いなどが マックスの心に少しずつ変化をもたらして行きます。

ファニーとは実は初対面ではなく 実は少年時代に二人にはあるエピソードがあって、ファニーはそれを知っていた・・などという素敵な秘密もあったりして・・。

もちろんストーリーの展開は ファニーとのラブストーリーを中心にハッピーエンドに終わるのですが、ラッセルのタレ目気味の目が案外ラブコメ向きだなぁ〜と感じたり、いまやオスカー女優となったマリオンの美しさにハっとさせられたり、マックスの少年時代を演じたフレディ君の成長ぶりに目を見張ったり、相変わらずアルバート・フィニーの演技の味わい深さに癒されたり、豪華なキャストとプロヴァンスの風景を存分に楽しめた作品です。

私も読んだベストセラー「南仏プロヴァンスの12ヶ月」の著者ピーター・メイルとリドリー監督が友人で、それがキッカケで出来上がったのがこの作品だそうです。

そのピーター自身が 15年間有能な広告マンとしてロンドンやNYで活躍した後、小説家として成功し、このプロヴァンスの200年を経た石造りの農家を買い取り そこでの生活を始めた人なのですが まるでこの作品のマックスこそ、ピーターそのものの感じがします。

最初にも書きましたが 初めてマックスとファニーがデートするレストランには大きなスクリーンがあって クラシック映画の名シーンが次々と映し出されるのですが そこで私は閃きました!

ここフランスでしょ?
クラシックでしょ?
じゃ、ジェジェの作品もありでしょ?

そう思って主人公の二人を忘れ そのスクリーンを凝視していると 出た出たジェジェの「パルムの僧院」のワンシーンが・・。

スタンダールの切ない恋のお話ですが 涙を誘う名シーンが映し出された瞬間には 「やった!」と思わず心でガッツポーズ!(笑)

この理由だけで、「プロヴァンスの贈りもの」は忘れられない作品になってしまいました。

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

 

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コメント

マルセル〜♪

瑞希さん、こんばんはw
こちらにもありがとうございます!!
ジェジェのファブリスは とっても短いシーンだったけれど プロヴァンスで そしてあのシチュエーションで見せられると 堪らなく素敵ですよね。
ラッセルとマリオンのその後のシーンも やはりフランス映画というよりは ハリウッドのラブコメらしいシーンですが 全編通してみると 瑞希さんのおっしゃるようにありきたりのラブコメという感じでもありませんね。

>>やっぱラッセルよりジェジェのが素敵・・
その通り!!(笑)
ラッセルも感じイイけど ジェジェの持つ魅力とは異質なものですから。
私は、この映画の影響で 直後に日本版の「パルム」を観て、フランス版の「パルム」も見直しました。
やはりフランス版は画像が綺麗で この映画にちょこっと出てきたシーンもくっきり見えましたね。

「マルセルの夏」と「マルセルのお城」のDVD、お持ちなんですね。
私も大好きな作品です。
これは合わせて観るべき作品かなぁ〜と思いましたが またあの郷愁を誘う風景や音楽、そしてマルセルの成長など振り返ってみたくなります。

あの少年がラッセルにはならないでしょう(笑)

カポさん、こんばんは〜
カポさんからの「パルムの僧院」情報でついポチッとお買い上げしてしまった本作品ですが、プロヴァンスの風景の魔法なのかラッセル・クロウがうっかり可愛い〜vvと思ってしまった(汗)
ラブコメに分類されるとは思いますが、監督がリドリー・スコットなせいか思ったよりマリオン・コティヤールとの絡みは少なかったですね。今までの生き方を見つめ直すって面もあって、ラブコメ一本やりでもなかったかも。
しかし一口口に入れて吐き出す葡萄酒ってどんな代物だ(笑)

そしてジェジェのシーンは巻き戻し、スロー、とじっくり見ましたよ〜。
やっぱラッセルよりジェジェのが素敵v-238v-238v-238
パルムの僧院のDVD、持ってるのですけど、こういう風に作品が使われると嬉しくてv-411何度も見てしまいますねv-363

プロヴァンスつながりでちょっと前に買ってそのままになっていた「マルセルの夏」と「マルセルのお城」も続けて見ました。この2作品も景色が美しくて見入ってしまいました。マルセルとリリの友情はあこがれますね〜
週末に素敵な作品を見ることができました。

メタボでも気にせず・・

りんどうさん、こんばんはw
りんどうさんもご覧になられたのですね〜。
「パルムの僧院」、一番素敵なシーンを見せてもらえましたよ。
だって、日本でリリースされたDVDの画像が悪すぎて、あのシーンは殆ど真っ暗なんですよ・・涙
「アメリカン・ギャングスター」とても観たかった作品でした。
デンゼルとラッセル、ともに雰囲気だけでも重量級の共演、おまけにラッセルは本当に最近重そうですよね。
「プロヴァンス」では 誰かの批評の中に ’ラッセル、全然苦労せず撮影してたんじゃない?’というコメントがありましたが 確かにプールに落ちてジタバタしている以外はワインを飲んで、美女と食事をして楽しそうですよね。(笑)
それにしても ラッセルってこんなにタレ目が素敵だったかしら?(笑)
ラブコメもOKってことですよね、リドリー監督と またラブコメに挑戦して欲しいわ〜〜^^ゞ

南仏。

先日、『アメリカン・ギャングスター』を観た時に、ブログつながりの方とこの作品についてもコメントを交わしたことがありました。
それまでと毛色の違ったこの作品を撮ったことに対して、「リドリー・スコットに何があったのだろうか?」と彼はコメントしていましたが(笑)、『アメリカン〜』を観た時にメタボオヤジの予備軍入りしていたラッセル・クロウに私は何故かときめいてしまいました(爆)。それでちょっとこの作品も観たくなったりして(^^;
私はこの監督&俳優の男臭い活劇物は結構好きなので、何故この二人がラブコメ?と違和感があったけど、意外と普通のラブコメなんですね。
『パルムの僧院』やりましたね〜!レストランで上映するクラシック映画なんて演出は、アメリカ人の監督だったらやらない気がします。

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