タロットカード殺人事件タロットカード殺人事件
(2008/03/19)
スカーレット・ヨハンソンヒュー・ジャックマン

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監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
撮影:レミ・アデファラシン
出演:スカーレット・ヨハンソン サンドラ・プランスキー
   ヒュー・ジャックマン ピーター・ライモン
   ウディ・アレン シド・ウォーターマン
   イアン・マクシェーン ジョー・ストロンベル
   チャールズ・ダンス マルコム氏
   ロモーラ・ガライ ヴィヴィアン


ジャーナリスト志望の女子大生サンドラは、ロンドン滞在中に老マジシャン、シドのマジックショーで、急死した敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊からロンドンを震撼させている“タロットカード殺人事件”の真犯人が英国貴族ピーター・ライモンだと耳打ちされる。
世紀のスクープを手にする為、サンドラはシドと偽の父娘を装って、ピーターに近付く・・。


前作「マッチポイント」に続いて、舞台はロンドン、そしてヒロインはスカーレット・ヨハンソン。
メイキングのインタビューを観ていても アレンとヨハンソンは 監督が彼女をお気に入り・・というよりも、何だか気の合う仲間・・という感じで、その雰囲気が映画の中からも楽しげに伝わって来ます。
そこにハンサムな英国貴族役のヒュー・ジャックマンが加わると、まるで優雅な大木にしがみ付いてミンミンうるさく鳴いている真夏のセミみたいな二人がナイス!?
アレンの落ち着きの無い動きとユーモアと皮肉がいっぱい詰まったセリフのシャワーにお腹を抱えて笑った95分。
ちょっと重めのミニシアター系作品の合間に観るコメディー・テイストたっぷりのラブ・サスペンスとしては最高の作品でした。

今回、アレン監督はヨハンソンに「マッチポイント」のセクシーなヒロインとは正反対の どこか垢抜けない好奇心いっぱいの女子大生というキャラを与えています。

すっかり年老いた今も三流のマジシャンの域を抜けられないアレン監督自身が演じるシドが最高〜!!

彼のステージ上で BOXに入ると消えてしまいますよ〜というマジックに 観客の一人だったサンドラ(ヨハンソン)が招き入れられるところから この作品のアレン流マジックが始まります。

まず、3日前に死んだ敏腕の新聞記者が 死神が船頭を務める三途の川?を渡る船の中で たまたま英国貴族ピーターの女性秘書から ロンドンを揺るがす“タロットカード殺人事件”の犯人がピーターで、それを彼女が知ってしまったので毒殺されちゃったの〜なんて話を聞く・・、ここでハートを鷲掴みです!(笑)

その新聞記者も 世紀のスクープに『もうちょっと生きてりゃなぁ・・』と地団駄踏んだかどうかは分りませんが(笑)、たまたま波長でも合っちゃたのでしょうか、サンドラがBOXの中に入った瞬間に現れて、彼女に事件の真相を知らせ、調べるように耳打ちする始末。(ヲイヲイ!)

あわよくば この世紀のスクープを手にジャーナリストとして華々しくデビューしようとやる気満々のサンドラを放ってもおけず、シドもこの事件に巻き込まれていくというお話。

ストーリーとしては他愛の無いものですが、アレン監督がヨハンソンの魅力を余すところなく引き出し、そこに彼自身のコメディーセンスを作品にエッセンスとして降り注いだ結果、とてもチャーミングな作品になっているなぁ〜と思います。

今回のヨハンソンは余りセクシーを強調してはいませんが それでもピーターの気を引こうと 彼の通うプールサイドで赤い水着で現れたサンドラは、後にピーターに『君の水着姿が忘れられない』と言わしめる程、セクシー&ビューティフル!

アレン監督もヨハンソン・ファンの代表として、観客のツボを心得ていらっしゃるというところでしょうか。

一方、素敵なヒュー・ジャックマン!

最近、無意識にプチ・ヒュー・ジャックマン祭りをしている気が・・(祭り好き・笑)

「プレステージ」「ファウンテン」そしてこの「タロットカード殺人事件」と3作品を立て続けに観ましたが、ウルヴァリンやヴァン・ヘルシングのように 筋肉系のアクションのイメージより 以前のラブコメや今回の3作品のような普通の彼の方が絶対にイイ!(断言)

で、今回の英国貴族で政界進出を狙うピーター役のおヒュー様。

ところどころで見せる「お坊ちゃま」ぶりが 似合っているようで似合っていなくて とにかく私のツボに直球で来ました。

サンドラとのラブシーンなどで見せる胸板の厚さに どうしてもオージーなワイルドさを感じ取れてしまうので それと「お坊ちゃま」との違和感が アレン監督の作戦なのかと・・と これもまた穿った見方をしてしまいます。
すっかりハンサムなピーターに 当初の目的を忘れて夢中になるサンドラですが 事件の真相は・・。

湖のシーンは「陽のあたる場所」を髣髴とさせるのですが その後がしっかりエスプリの効いたコメディーになっているところがアレン流でしょうか。

最後に やはりおヒュー様という大木にしがみ付いた2匹のセミ(アレン&ヨハンソン)の構図ばかりが印象に残っちゃってどうしよう〜〜(笑)

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

 

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