嘆きのテレーズ 嘆きのテレーズ
シモーヌ・シニョレ、ラフ・ヴァローネ 他 (2003/03/04)
パイオニアLDC
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監督:マルセル・カルネ 
原作:エミール・ゾラ
脚本:マルセル・カルネ 
   シャルル・スパーク
撮影:ロジェ・ユベール 
音楽:モーリス・ティリエ 

出演:シモーヌ・シニョレ 
   ラフ・ヴァローネ
   ローラン・ルザッフル 
   ジャック・デュビー
   シルヴィー

身勝手な夫と姑の元で 感情を無くしてしまったような生活を送るテレーズ。
ある日 夫が連れ来たイタリア人の男・ロランと恋に落ちる。
やがて この不倫は夫や姑の知るところとなり テレーズは夫と共にパリ行きを強いられる。
追いかけてきたロランと夫のカミーユは 汽車の中でもみ合いとなり カミーユはデッキから落ちてしまった。
後日、この件は事故という結果に落ち着いた。
が、ある日テレーズの元に 同じ汽車に乗り合わせた水兵が訪れ、事件の真相を観ていたと口止め料を要求する。
二人はお金を用意し水兵に渡すのだが その後衝撃的な事態が起きる。

巧い!!! と思わず唸ってしまうラストでした。
マルセル・カルネ監督と言えば「天井桟敷の人々」ですが 私の中ではジェラール・フィリップの「愛人ジュリエット」の監督として 強く心に残る監督です。
この「愛人ジュリエット」の哀しみに囚われた幻想の世界は 本当に素晴らしかったから・・。  

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商船テナシチー 商船テナシチー
アルベール・プレジャン、ユベール・プレリエ 他 (2003/01/25)
アイ・ヴィ・シー
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監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ 
原作:シャルル・ビルドラク
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ 
   シャルル・ビルドラク
撮影:ニコラ・エイエ 
音楽:ジャン・ウィエネル 
 
出演:アルベール・プレジャン 
   ユベール・プレリエ
   マリー・グローリー 
   マディ・ベリー
   ピエール・ローレル
   ニタ・アルヴァレス
   レイモン・エイムス 

大空に抱かれ 波をかすめて 風は歌うよ
波止場で悲しむ人々を 船に乗せては行けぬ
この悲しみよ 消えていておくれ
再会のその日には・・・



パリで失業中のバスチアンとセガール。
バスチアンは 他に仕事の決まったセガールを強引に口説いて カナダの開拓移民団へ誘う。
港町ル・アーブルから出港した商船テナシチー号は 早々に故障してル・アーブルに戻る事になってしまった。
修理に2週間ほど掛かるため、二人は宿に滞在し仕事を探す。
宿の娘テレーズを密かに慕うセガールだったが 彼女はバスチアンに恋している。
いよいよ出港の日、駆け落ちしたバスチアンとテレーズの置き手紙を読み 涙ながらに一人での旅立ちを決意するセガールだった。


「商船テナシチー」は 内容も簡潔なまとめ方で、話の膨らみも小さい気がするけれど バスチアンとセガールの男の友情と裏切り、そしてラストの切なげで哀しげな表情がとても印象に残ります。 
この映画の余韻は半世紀以上も生き続け 今も人々の心に残る作品となりました。

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雨のしのび逢い Amazon

監督:ピーター・ブルック 
原作:マルグリット・デュラス
脚本:マルグリット・デュラス 
   ジェラール・ジャルロ
撮影:アルマン・ティラール 
音楽:ディアベリ
 
出演:ジャンヌ・モロー J
   ジャン=ポール・ベルモンド 
   ディディエ・オードパン 

愛する女性を その愛の強さ故に殺してしまった男。
その男が女の死体を愛しそうに愛撫する姿を観て アンヌは衝撃を受ける。
社長夫人で可愛い息子にも恵まれたアンヌだが 日常の生活に漠然と満たされないものを感じていた。
そんな彼女を見詰める男ショーヴァン。
アンヌの夫の経営する鉄鋼会社で工員として働いているショーヴァンとアンヌは その殺人事件について語り合う内に惹かれ合うようになる。
人目を忍んでの逢瀬、湧き上がる情熱に戸惑いながら 初めての喜びを知るアンヌ。
しかし、少しずつすれ違った二人の思いは・・。

劇的な非日常に遭遇した人妻アンヌ。
その瞬間、彼女の心の中で燻り続けていた得体の知れないもやもやが 形を成す。
アンヌは「相手を殺してしまう程、人を愛する気持ち」を目の当たりにして 戸惑いながらも心の底から湧き上がる何かに突き動かされようとしていたのです。

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二十四時間の情事 二十四時間の情事
エマニュエル・リヴァ、岡田英次 他 (2005/06/24)
アイ・ヴィ・シー
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監督:アラン・レネ 
原作:マルグリット・デュラス 
脚本:マルグリット・デュラス
撮影:サッシャ・ヴィエルニ 
   高橋通子
音楽:ジョヴァンニ・フスコ 
   ジョルジュ・ドルリュー 
 
出演:エマニュエル・リヴァ 
   岡田英次 
   ベルナール・フレッソン
   アナトール・ドーマン
 

ヒロシマのあの日から14年。
日本人の建築技師の男とフランスから反戦映画の撮影に来ていたフランス人女優とがヒロシマで出逢った。
彼女の離日までの24時間の恋、激しい情熱に身を焦がしながら 二人は過去の戦争の記憶に固く抱かれたまま、中々溶け合う事の出来ない哀しい距離の中にいた。

『君は広島で何も見ていない』
『すべてを見たわ、病院でも、博物館でも、・・・人々の死を・・・』
男は実際に被爆はしていなが 両親や家族を被爆で失っていた。
そして女はヒロシマに来たことにより 戦時中 自国のヌベールという村で 敵であるドイツ兵の恋人と駆落ちをしようとして 恋人は殺され 自分はリンチにあった過去の思い出に怯え泣く。

二人は辛い記憶の中に身を置き 自らの過去の痛みを無理矢理に引きずり出し 今の自分の頼りなさを嫌悪する。
今の二人の離れ難い情熱は 過ぎた時間と共に忘れ去ろうとしている過去の熱い想いの中では あるべき正統な道筋なのかさえ もがき苦しみながら見出せないでいる。

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監督:アンリ・コルピ
脚本:マルグリット・デュラス 
台詞:ジェラール・ジャルロ
撮影:マルセル・ウェイス
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
 
出演:アリダ・ヴァリ 
   ジョルジュ・ウィルソン 
   ジャック・アルダン 
   シャルル・ブラヴェット

パリの下町でカフェを営むテレーズには 戦争でゲシュタポに捕らえられ行方不明となった夫がいる。
ある日テレーズは 店の前を通った浮浪者に夫の面影を見るが どうやら彼は記憶を失っているらしい。
親戚の者にも 彼がテレーズの夫アルベールかどうか確信は得られない。
それでも 彼が夫アルベールだと信じたテレーズは 彼を店に招き 二人きりでディナータイムを過ごすが・・・。


言葉に出来ない想い、セリフにすると たちまちに色褪せてしまう涙色の苦悩。
一人の中年女性の不安と希望が 彼女の心の中でせめぎ合い 彼女自身を翻弄する。
その情感豊かな数々のシーンに、心が震えるほど感動した作品でした。

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監督:セルジオ・ゴビ
原作:ドミニク・ファーブル
脚本:セルジオ・ゴビ他
撮影:グニエル・ディオ 
音楽:ジョルジュ・ガルヴァランツ

出演:ヘルムート・バーガー
   シャルル・アズナヴール
   ヴィルナ・リージ

道路ひとつ挟んだアパートメントに住むアランとナタリー。
アランの妻がベランダから投身自殺をした現場を目撃したナタリーは 警察で彼女の自殺を証言し アランに対する警察の疑惑を晴らす。
それがきっかけで親しくなり その後結二人は結婚する。
しかし 結婚してみるとアランの異常な行動が始まり ナタリーは戸惑いを隠せない。
彼女をじらすように奇異な行動に出るアランに いつしか精神に異常をきたしてしまったナタリーは薬付けになってしまう。
決して彼女を抱こうとしないアランだが 離婚調停で「彼女は妊娠しています」と衝撃の告白をするのだった・・。

ヘルムート・バーガーが美しい!!!
ヴィスコンティ映画以外では あまりお目に掛かれないので NETでお知り合いになった方が ご親切にビデオを貸して下さった時には 天にも昇る気持ちでした!
(ミカエラさん、ありがとうございましたぁ〜♪)
本当に何年振りの鑑賞だったでしょうか〜?!

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青い麦 (トールケース) 青い麦 (トールケース)
エドウィージュ・フーイエール、ニコール・ベルジェ 他 (2003/06/20)
アイ・ヴィー・シー
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監督:クロード・オータン=ララ 
脚本:クロード・オータン=ララ 
   ジャン・オーランシュ 
   ピエール・ボスト 
撮影:ロベール・ルフェーヴル 
音楽:ルネ・クロエレック 
 
出演:エドウィジュ・フィエール
   ピエール=ミシェル・ベック
   ニコール・ベルジェ 
   ジョジアーヌ・ルコント
   ルイ・ド・フュネス 


毎年、ブルターニュの海辺に避暑にやってくる幼馴染のフィリップとヴァンカ。
フィリップ16歳、ヴァンカ15歳、異性としてもお互いに好意を持つ二人に 今年の夏の海は 夜明け前の静けさを掻き消すような漣を起こし始めていた。
フィリップが大好きで仕方の無いヴァンカ。
彼の一言で涙し、また次の一言で向日葵のような笑顔を取り戻す、まさに恋する少女の典型。
初めてのキスの後、ますますフィリップへの想いを募らせるヴァンカだったが フィリップは偶然に出逢ったマダム・ダルレーとの逢瀬に夢中になる。

十代の美少年と年上の女性、クロード・オータン=ララ監督、エドウィージュ・フーイエール。
これだけ揃えば どうしたってジェラール・フィリップと「肉体の悪魔」を連想しない訳にはいきません。
身長こそ足りないけれど その美少年ぶりはジェラール・フィリップと見間違うほどのピエール=ミシェル・ベック。
年上の女性に惹き込まれていく様は 「肉体の悪魔」のジェラール・フィリップの演じた少年フランソワと重なります。
その年上の女性を演じるのがエドウィージュ・フーイエール。
「白痴」でジェラール・フィリップと共演し、「双頭の鷲」でジャン・マレーと共演していた彼女の高貴さを漂わす美貌は本当に忘れがたいものがあります。

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